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特別企画@プログラミング+ 第28回

2月3日(土)『Unityで始める<いちばんやさしい>AR開発ハンズオン ~ARKit編~』

2018年2月、今年大注目のARコンテンツ開発を早速学べるハンズオン初開催!!

2018年01月26日 21時00分更新

文● プログラミング+編集部

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なぜAR技術は2018年大注目の技術的ムーブメントなのか?

 次に大きな盛り上がりを見せるであろう技術的なムーブメントを考察してみる際に、隆盛のきっかけは様々あるものの、

  • 開発者(デベロッパー)が容易に開発へ取り組むことができるフレームワークが整備されている
  • 広く普及している汎用的なデバイスで、開発されたアプリケーションが使用できる
  • そうしたアプリケーションが流通しやすい環境(ストア)が既に存在している

と、上記で挙げたような条件が掛け合わさったタイミングに、一般の方々でも認識しやすい姿で新たなテクノロジーが立ち上がってくるものだというのは、数多くの先行事例において共通している前提ではないかと考えられます。

 この点から2018年に注目すべきテクノロジーを考察してみたとき、スマートフォンなどでの活用を前提としたAR技術は、上記の条件を満たした非常に注目度の高い分野であると言えるのではないでしょうか。なぜなら現在は、AR開発プラットフォームと対応デバイスの普及台数が、過去とは比較にならないほど整ったタイミングだからです。

 昨年(2017年)は、Appleからは “ARKit”、Googleからは “ARCore” という開発者向けARフレームワークが、それぞれ発表された年でした。これらの登場によってiOS / Androidデバイスで活用可能なARアプリケーションが本格的に開発しやすくなったことは言うまでもありません。AR対応機種も続々と拡大しており、iPhoneの場合では2015年発売の “iPhone 6S” 以降のモデルであれば、iOS 11へアップデートすることによってAR機能を使用することが可能です。

 ちなみに、AppleのCEOであるティム・クック氏はAR技術を「今後、最も意味深いテクノロジー (the most profound technology of the future) になると確信している」と、カナダ・トロント訪問時の経済紙Financial Postによるインタビューで発言しています。またAppleは、2018年春に提供予定の “iOS 11.3” において、ARKitがアップデートされることを発表。従来の水平面認識に加え、壁やドアなどの垂直面もデバイスが検出・認識することが可能になると紹介しています。

写真:Apple公式リリース『Apple、iOS 11.3をプレビュー』より

 このような最新事情をいち早く体感するには、自分でARアプリケーションを開発してみるのが一番。ということで、角川アスキー総合研究所は2018年2月3日(土)に『Unityで始める<いちばんやさしい>AR開発ハンズオン ~ARKit編~』と題した開発体験セミナーを初めて開催することにいたしました。

実際に作ってみることが技術理解への最短経路。AR開発、試してみませんか?

制作できる内容の一例。普段使っているデバイスで動かしながら開発内容を実感しやすいのがARハンズオンの魅力のひとつです。

 今回のハンズオンではツールとしてUnityとARKitを活用し、iOSデバイスで実際に動かせるARアプリケーションを開発します。ハンズオン当日はSDK(ソフトウェア開発キット)付属のサンプルを改造するところからスタートし、インタラクティブな要素など少しずつオリジナル要素を加えながら、ARや3Dを用いた開発未経験の方にもARアプリケーション制作へチャレンジしていただけます(ハンズオン内容は下記の概要、またはPeatixページをご確認ください)。

 講師を務めるのは、VR/AR開発に関する多数の技術書刊行に携わり、またスマートフォン黎明期のARアプリである “セカイカメラ” の開発も手掛けていた高橋憲一氏。初学者向けではありながらも、その後の学習へとつなげていきやすい内容でハンズオンを実施していただきます。

 日頃お使いのiOSデバイスで、ご自身が作られたARアプリケーションを実際に動かしていただけるため、受講の成果をその場で実感しやすいというのも、ARハンズオン参加における醍醐味のひとつだと言えると思います。半日のご参加でAR開発の第一歩を踏み出せる本ハンズオンに、是非ご注目ください。皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

ARハンズオンセミナー開催概要

  • タイトル:Unityで始める<いちばんやさしい>AR開発ハンズオン ~ARKit編~
  • 日時:2018年2月3日(土)13:00 - 19:00(12:30 受付開始)
  • 会場:角川第3本社ビル(東京都千代田区富士見1-8-19)
  • 講師:高橋 憲一 氏
  • 対象者:以下条件の両方に該当されている方を想定しております。
    • なんらかの言語を利用したプログラミング経験をお持ちの方(UnityやXcodeを使った経験、3Dを扱った経験がなくてもご参加いただけます)
    • ハンズオン受講に必要な開発環境、検証用デバイスを持参できる方(AppleのMac・iOSデバイス・Lightningケーブルが必要です。詳細はPeatixページをご確認ください)
  • 参加費:1万8000円(税込)
  • 主催:株式会社角川アスキー総合研究所
  • 詳細情報・ご応募Peatixページをご覧ください

講師のご紹介(敬称略)

高橋 憲一

ソフトウェアエンジニアとしてこれまで携帯向けの3DグラフィックスエンジンやスマートフォンのARアプリ開発に携わる。現在本業では3Dグラフィックスのレンダリングや解析エンジンの実装を担当し、もっぱら個人的活動としてAR/VRについて雑誌寄稿や翻訳本を出すなどしている。Tech Instituteや東北TECH道場などでアプリ開発の講師経験も多数あり。

著書

ハンズオンで扱う内容

UnityのARKitプラグイン付属のサンプルを動かしてみる

  • 開発環境の動作確認
  • Unityでの開発手順に慣れる

アニメーション付きの3Dモデルを平面の上に配置する

  • Asset Storeからモデルをインポートする
  • 平面に影を落とす
  • 配置した時にこちらを向くように回転させる

物理エンジンを組み合わせて平面でボールを弾ませる

  • タップするとボールを落とす
  • 平面に跳ね返ると配置した3Dモデルが反応する
  • ボールをフリックして投げる

Appleの開発ガイドライン解説

  • AR画面でのオブジェクトの操作等のインターフェースガイドラインに準拠する

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