柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第37回
そのほか、招待されたゲストスペース内の検索機能追加など
12月にkintoneがアップデート! テスト運用がより手軽に
2018年01月18日 11時00分更新
サイボウズ社が提供しているウェブサービス「kintone」は、一言で言うなら「簡単に自社の業務に適したシステムを作成できるクラウドサービス」だ。業務アプリを直感的に作成できるほか、社内SNSとしての機能も備えスピーディーに情報共有ができるなど魅力が盛り沢山だ。
本連載では、そんなkintoneの導入から基本機能の紹介、そしてアプリの活用法など、ビジネスの現場で役立つ情報を取り上げていく。第37回では、アプリの作成時にサンプルデータを入れられるようになりテスト運用が手軽になった。
2017年12月にもkintoneのアップデートが実施された。使い勝手が大きく変わった機能があるので、今回はポイントをまとめて紹介しよう。
アプリ作成時にサンプルデータを入れられるようになりテスト運用が手軽に
kintoneでは、業務に利用できるシステムをアプリとして手軽に作成(「第4回 kintoneの業務システムを1分で使えるようにするには」を参照)できる。使えそうなアプリを気軽にインストールして試してみて、不要なら削除することが可能だ。しかし、当然インストールしたてのアプリにはデータは入っていない。使うかどうかわからないのだから、本番データを入れるのも無理。これまではダミーデータをとりあえず入力してテストしていたのだが、手間のかかる作業でもあった。
しかし、今回のアップデートでアプリの作成時に「サンプルデータを含める」というオプションが用意された。「kintoneアプリストア」からインストールするときに、チェックしておけば自動的にサンプルデータが入力済みになっている。どんなデータが入っているか、グラフの動作はどんな感じかなどを即チェックできるのが便利だ。
アプリが使えそうなら、レコードを削除する。通常はそのまま一括削除することはできないので、アプリの設定画面から「高度な設定」を開き、レコード一括削除を有効にする。その後、アプリの右上にある「・・・」ボタンから「一括削除」を選択すればいい。もちろん、アプリを削除して、サンプルデータなしのアプリを再インストールしてもいい。
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