スマホアプリで針の位置調整までできる
スマホ側アプリと腕時計が連携すれば、アプリ画面上で「WORLD TIME」「GUIDE」「UTILITY」の3画面を切り替えて各種設定や画像マニュアルを参照して操作を進めていける。
GUIDEページに切り替えて、下の方にある「ガイドを見る」を選択すると、4つのモード別のボタン機能をいつでも参照できる。
例として、ワールドタイムのガイドを見れば、4時位置のボタンは、短く押すとバッテリーレベル(バッテリー残量)の表示、1.5秒以上の長押しすると、携帯電話探索機能が起動することが理解できる。
またアプリ右上の設定アイコン(歯車アイコン)をタップすれば、このアプリで設定できる機能を一覧表示できる。中でも興味深いのは4番目の「針の位置を修正する」だろう。G-STEEL Carbonモデルに搭載している9本の針のきめ細かな位置調整が可能だ。
めったにないのだが、たまたまメカニズムのズレから起こった物理的な針と論理時刻との差異を修正できる機能だ。この機能で、秒針や分針が毎正時なのに、半秒ズレがあるなどの気持ちの悪い見かけを確実に修正できる。
ちなみに、この同じ設定メニューからオフィスや自宅でリンクしたスマホが行方不明になった時には、「携帯探索の設定」で指定した音と音量で、遠隔からスマホ側から音を発信させることが可能だ。
モバイルクライアントかスマホ連携腕時計か
好みに合わせてユーザーが選べる時代に
腕時計業界は、スマートウォッチの登場で新しいステージを迎えたと言えるだろう。1つはスマホの分身のようにスマホ機能のほとんどを持ち込んだ次世代のモバイルクライアントとしての腕時計。
もう1つは、歴史ある腕時計に軸足を置き、従来の多機能腕時計の煩雑な設定操作や時刻合わせをスマホアプリで肩代わりしたG-STEEL Carbonモデルのような腕時計だ。
それぞれにメリット、デメリットはあると思われるが、ユーザーにとっては選択の幅が広がったハッピーな時代が到来したと言えるだろう。
今回の衝動買い
アイテム:
G-SHOCK G-STEEL カーボン エディション
価格:ヨドバシカメラ新宿西口・時計総合館にて6万4260円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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