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iPhone X&iPhone 8、ASCII徹底大特集! 第9回

iPhone X/iPhone 8を高速で充電するには?

2017年09月13日 15時40分更新

文● 二子/ASCII編集部

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ワイヤレス充電台「AirPower」は
仕様や価格など、不明な部分が多い

 iPhone X/iPhone 8での注目ポイントの1つがワイヤレス充電への対応。日本国内でも一定シェアを持っているQi(チー)規格に準拠しつつ、iPhoneだけでなく、Apple WatchやAirPodsとの同時充電に対応する独自仕様の充電台「AirPower」が2018年に発売予定と発表された(AirPowerの独自仕様の部分については、Qi陣営に協力を求めるとのこと)。

発売は来年の「AirPower」。3つ同時の充電は当面おあずけだ

 AirPowerの詳細はまだ公開されていないので、実際の充電時間などは不明。ただ、iPhone X/iPhone 8で使えるQi準拠の充電台として、現時点でApple Storeで売られている、mophieやBelkinの製品では7.5W対応となっている。つまりこれらを用いた場合の充電時間は、現在のiPhone 7シリーズと比べて、良くて同等レベルまでと考えられる。

Apple Storeで売られているサードパーティ製のQi準拠の充電台は7.5W対応

MacBook用のACアダプタ+ケーブルで
30分で最大50%まで充電可能!

 一方、iPhone X/iPhone 8の仕様一覧にワイヤレス充電よりも上に書かれているのが、「高速充電に対応:30分で最大50%充電」という記述である。

スペック表上の扱いはワイヤレス充電より上!?

 ちなみに、忙しい朝に起きてから家を出るまでの30分程度でどのくらい充電できるかは、特に海外では重要視されるスマホのスペックとなっており(日本のユーザーはまめに充電するからあまり気にしない?)、アップルもそのトレンドに乗ってきたと言える。

 ただ、この高速充電には注意書きがあり、「(略)Apple USB-C電源アダプタ(29WモデルA1540、61WモデルA1718、87WモデルA1719)アクセサリを使用し、2017年8月にAppleが実施したテスト結果によります。高速充電のテストは、バッテリーを完全に消費したiPhoneハードウェアを使って実施しました(略)」と書かれている。iPhone付属のACアダプタでは高速充電には対応していないと考えていいだろう。

注意書きを見ると電源アダプタが必要な模様

 そしてこの「29WモデルA1540」「61WモデルA1718」「87WモデルA1719」とは、現行のMacBook/MacBook Proに付属している、USB Type-C経由で充電するためのACアダプタだ。つまりMacBookのユーザーであれば、「Apple USB-C - Lightning ケーブル」との組み合わせで高速充電が可能になるはずだ(ちなみにアップル製以外にUSB-C―Lightningケーブルの認定品はないとのこと)。

29W USB-C電源アダプタはApple Storeでの価格は税抜5200円。量販店での扱いもあるが品薄のことが多い

 MacBookを持っていない場合は別途用意する必要があり、Apple Storeでの価格は29Wモデルでも税抜5200円と結構高額。だが、たとえサードパーティ製のUSB PD対応ACアダプタで可能だったとしても、そこそこの価格はするのと、USB PD周りでは仕様や互換性に難があるケースもあるので、悩まずに済み、故障や補償も考えれば、オススメはやはり純正品だろう。

29Wタイプと61Wタイプ。29Wタイプはなかなか小型


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