ケーブルの取り回しとまとめにこだわって
ショップスタッフに迫る完成度に挑戦
魅せるPCケースで重要なケーブルの取り回しとまとめ。「570X RGB」の裏面には、ケーブル隠しカバーが備わっているので、あまりこだわらなくとも、見た目奇麗に組めるとのことだが、タイミングよく、「570X RGB」での組み立て代行(後述)を石井氏が行なっていたので、職人技的なケーブルの取り回しとまとめを見させてもらった。
まず、石井氏&同店スタッフの前提として、デフォルトで固定、まとめられているケーブルは、一度すべて外して、組み立てながらやり直すとのこと。
取り回しに正解はないので、どうしても試行錯誤が必要で、ケーブルタイは1台あたり20~30本程度を使用するとのことだ。ちなみに組み立て担当である石井氏は、1年間に5000本近くのケーブルタイを消費しているという。
そんなケーブルの取り回しやまとめ。石井氏はこう語る。「きしめんタイプは、交差しないように折り重ねてまとめると、見た目がよいので、必ずそうします」
「あと、同じ位置に配線するケーブルでも、ATX 24ピンとSATAケーブルなど、系統の異なるケーブルは、一緒にしませんね。これは魅せるPCケースに限らず、パーツ換装やメンテナンスする際に効いてきます」
「今回の『570X RGB』では、ケーブルカバーにATX 24ピンやケースフロントの各種スイッチケーブルなどを納めることになるので、一緒くたにケーブルタイでまとめたくなりますが、おすすめしません」
なお、今回使用した「570X RGB」から、ボトムカバーの上部にケーブルホールが新たに備わるなど、若干内部の仕様が変更されているとのことだ。マイナーバージョンアップの位置づけか、CORSAIRでは告知していないが、カラバリの発売とともに仕様変更されたようだ。
試行錯誤も非常に楽しいケーブル取り回しとまとめ。ケーブルタイと時間は消費されるが、時間に余裕のある夏休みに、たっぷりケーブルタイを用意して、満足ゆく見た目に自身の手で仕上げれば、完成時にいっそう愛着が湧き上がること受け合い。そして誰かに見せた際には、思いっきりドヤ顔できる!?

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