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人気機種の後継モデル『MX Master 2S』も! ロジクール新マウスがすごい 第3回

自動切り替え&コピペが本当に便利、ロジクール新型マウスに搭載された“Flow”がヤバい

2017年06月15日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラショータ

提供: ロジクール

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FLOWを便利に使うためのMX Master 2Sカスタマイズ

 ここまではFlowの設定についてばかり紹介してきたが、MX Master 2Sのボタン設定をカスタマイズすれば、もう少しFlowを使いやすくできる。具体的に何をするのかといえば、コピーと貼り付けをボタンに割り当てることだ。マウス単体でできるようになればキーボードを使わずに済み、切り替えが連動しないキーボードでの使いにくさを改善できるだろう。

 Logicool Optionsを開き、デバイスでMX Master 2Sを選ぶと、各ボタンのカスタマイズ画面になる。ここで、ジャスチャーボタンに設定されている親指で操作するボタンを“貼り付け”、中央ボタンを“コピー”に変更してやろう。これだけで、範囲指定からコピー、貼り付けまでをMX Master 2Sだけで完結できるようになる。

親指で押せるジェスチャーボタンを“貼り付け”に変更。キーボードを使うことなく貼り付けられるように。

左ボタンで範囲指定したあとのコピー操作がしやすいので、コピーは中央ボタンに割り当てるのがオススメだ。

 コピーや貼り付けよりもPCの切り替えを便利にしたいなら、ジェスチャーボタンを“モディファイアキー”に変更し、“Ctrl”キーに割り当てるというのもオススメだ。Flowの『コンピュータ間で切り替え』を“Ctrlを押しながら端へ移動”にすることと併用すれば、ボタンを押しながらでなければPC間の切り替えが行われなくなる。意図しない切り替えを防ぎつつ、MX Master 2S単体でも切り替えられるようになるわけだ。

コピーや貼り付けよりも、切り替え機能を快適にしたいなら『モディファイアキー』で“Ctrl”設定をしよう。切り替えのミスが激減する。

 この他、ジェスチャーキーの左右にCtrl、上下にコピー&貼り付けを割り当てるという手もある。ボタンのカスタマイズ次第でFlowが便利になるだけに、自分好みの割り当てを考えてみるといいだろう。

知っておきたいFlowの小技

 インストールから使い方、設定までをひと通り紹介してきたが、最後に、Flowを使って気付いた小技をいくつか紹介しておこう。

■一時的に自動切り替えをオフにしたい

 通知領域のアイコンをクリックし、“Logicool Flowをオフにする”を選べばオーケー。もう一度選ぶとオンにできるので、一時的にFlowを使いたくない場合に活用しよう。もちろん設定は消えずに残るので、再開後はすぐにFlowが使えるようになる。

通知領域のアイコンをクリック(左右どちらでも)すると、オン/オフの切り替えが可能。一時的な切り替えはこちらが便利。

■Flowの設定を解除したい

 Flowをオフにするだけでも大丈夫だが、そもそも設定した内容自体を消したいという場合は、設定画面で『デフォルトに戻す』をクリック。これで、Flowを有効にする前のセットアップ画面状態に戻せる。

設定画面左下にある『デフォルトに戻す』ボタンをクリックすると、Flowの設定がすべてクリアされる。最初からやり直したい場合に利用しよう。

■画面の左右端ではなく上下で切り替えたい

 デフォルトでは画面の左右端でPCが切り替わるが、これの左右の位置を入れ替えたい、または上下に変更したいという場合は、設定画面でPCを表す四角形のマークをドラッグし、好みの場所へ移動しよう。上下左右、好きな場所に接続できる。

Flowによる切り替えの配置を変えたいときは、四角形のマークをドラッグして移動するだけだ。なお、『…』をクリックすると、その四角形がどのPCかがわかる。

■Flowでキーボードも切り替わるよう設定すると、マウスやキーボードの切り替えボタンでも連動してくれる?

 いくら連動するよう『リンクキーワード』から設定しても、あくまでFlowを使った切り替えに限っての話。マウスやキーボード側の切り替えボタンを操作した場合は、Flowの設定と関係なく個別に切り替わる。

■Flowが使えるマウスってMX Master 2Sだけなの?

 MX Master 2Sだけでなく、同じく高速スクロールなどの機能を備えた『MX Anywhere 2S』もFlowに対応している。さらに低価格な『M585』や『M590』も対応しているが、こちらは2台切り替えのみとなる。

形が小ぶりで手の小さな人にもフィットする『MX Anywhere 2S』。基本的に機能は『MX Master 2S』と同じなので、好みで選ぶといいだろう。

Flowのためとはいえ、1万円以上は厳しいという人なら『M585』はどうだろう。切り替え利用は2台まで、ホイールは通常動作となるなど機能はシンプルになるが、3780円前後と安価なのが魅力だ。

『M585』のボタンを静音化したのが、この『M590』。静かなオフィスや自宅での操作でボタンの音が気になる場合には、こちらを選びたい。

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