最近は少しばかりおとなしくなりましたが、ここ10年くらいでかなり多くなった「ゆるキャラ」。同時期、自作PC業界では、ゆるキャラではなく「美少女キャラ」が目立つようになりました。メーカーも、販売店も、1企業1美少女キャラ? というくらい数が増えています。
そんな美少女キャラ、私が担当していたM社でもついにやることになりました。が、開始当時はやはり賛否両論あったのですよ。自作PC業界の方々は、それなりに漫画やアニメなどのサブカルをたしなむ方がいらっしゃったので、美少女キャラの受け入れも早かった……と思うのですが、やはりそれを知らない男性陣や、女性陣からは「なぜ美少女キャラなの!?!?」と質問を受けることがしばしば(ヤマダ自身はそれなりにサブカルをたしなむ派だったので、美少女キャラはネタ的にも賛成)。
まぁアキバから全国へ、ということで、サブカルとのコラボレーションは効果あるのではないか、と、キャラを使った販促は進んでいくのでした。
販促が進む……となると、必要不可欠なのが「販売店の担当さんとの商談」。いつもは、やれ製品情報が遅いだの、やれ目標設定がウザイだの、喧々囂々としている商談タイムですが、このキャラを使った販促の商談のときは別物。というか、普通こういう話取引先としないよね、な発言が飛び交うのでありました。
あ、ここから先、女性についての表現が多くなりますので苦手な方はご注意ください(笑)。
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