久々に自作PCに挑戦しようとする人のための応援企画として毎年お届している「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情」。今年も、2016年から2017年にかけて登場した新製品を一気におさらいしよう。
パーツショップを訪れても戸惑うことなく買い物を楽しむために、ここはひとつしっかりと勉強をしてから自作に臨みたい。それではさっそく、PCパーツの最新トレンドを振り返っていこう。第4回は「ストレージ編」だ。
2016年から2017年の最新ストレージ事情~SSD編~
まずはメインストレージデバイスであるSSDの1年を振り返ってみよう。注目は主力SSDがNVMe対応製品になりつつある点。インテルはもちろん、AMDも「Ryzen」が登場したことで、どちらのプラットフォームでも基本的に帯域幅32GbpsのPCI-Express3.0 x4をサポートした。シーケンシャルリードが軽く2000MB/secオーバーのNVMe SSDが利用できるため、非常に高速なPCを組むことが可能だ。
NVMe対応SSDの気になる熱対策
NVMe対応SSDの本格普及に伴い問題となり始めたのが発熱問題だ。圧倒的なパフォーマンスを実現するNVMe対応SSDだが、サーマルスロットリングによる速度低下が課題となっている。そこで注目を集めているのが、各社から発売されているSSD用の冷却アイテムだ。最近では標準でヒートシンクを備える製品も多いが、NVMe対応SSDを導入する際には、合わせて発熱対策も施しておくのが自作の基本となりつつある。
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