3月20日からドイツ・ハノーバーで開催された「CeBIT 2017」取材のため、筆者はドイツ各地を訪れていました。現地の家電量販店で、日本では売っていない最新アイテムを発見したので、さっそくレポートします。
「HUAWEI P10」が発売、カラーは4色
ドイツでは、MWC 2017で登場した最新モデル「HUAWEI P10」がすでに売られています。価格は599ユーロで、メモリーは4GB、ストレージが64GBのモデル。19%の税金を考慮すると、日本円で約6万円(税別)といった価格帯です。
その隣では「HUAWEI Mate 9」が649ユーロで売られており、P10のほうが50ユーロ安いという位置付け。本体カラーは「Dazzling Blue」を含む4色でした。いま、日本でもっとも発表が待ち遠しい端末のひとつではないでしょうか。
ファーウェイコーナーが日に日に充実
2016年12月から毎月ドイツを訪れている筆者ですが、そのたびにファーウェイ売り場に新製品が並んでいるのが印象的です。
日本で「HUAWEI nova lite」として売られているモデルは、ドイツでは「HUAWEI P8 lite (2017)」です。日本では売られていない「HUAWEI nova plus」もありました。
P9シリーズを見ても、ドイツでは「P9」「P9 Plus」「P9 lite」の3機種が売り場に並んでいます。発売するモデルを絞り込む傾向にある日本とは対照的といえます。
サムスン「Aシリーズ」の2017年版が登場
海外ではミドルレンジの端末として売られている「Galaxy A」シリーズ。日本ではKDDIからGalaxy A8が出たものの、あまり知られていないモデルです。
毎年順調にアップデートしており、ドイツでは「Galaxy A5 (2017)」や「Galaxy A3 (2017)」が売られていました。
2017年モデルは滑らかな曲線を描くボディが特徴で、IP68の防水防塵にも対応するなど、ハイエンドのGalaxy Sシリーズの機能をその下の価格帯にも落とし込んでいることが分かります。
さらにその下には100〜200ユーロの価格帯を狙う「Jシリーズ」があるなど、サムスン端末は充実しています。アクセサリー売り場でもサムスンは棚を丸ごと占有しているのに対し、他のメーカーは分け合っている状態です。
たしかにファーウェイの勢いは強くなっているものの、実際に欧州でスマホを買うとしたら、サムスンかアップルを選んでしまう人はまだまだ多そうです。
思わず欲しくなる「eneloop」ロゴの充電池
スマホ以外にも目についたのが、「eneloop」ロゴの充電池です。2016年には、グッドデザイン賞の中で10年以上継続して販売されたことが条件の「ロングライフデザイン賞」を受賞しました。
ただし、日本版はロゴが「Panasonic」に変わったため賞の対象外。海外モデルだけが受賞したことで話題になりました。
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