柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第1回
なにはともあれまずはインストールから開始
Adobe Acrobat DCとDocument Cloudを使えるようにしてみた
2017年03月22日 10時00分更新
本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。基本のキから、知る人ぞ知るテクニックまでいろいろと取り上げる予定だ。第1回目はAcrobat DCの製品説明と、PC版のAcrobat DC、モバイル版アプリのAcrobat Readerのインストールだ。まずは使えるようにしてみよう。
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PC版Acrobat DCのインストール
早速、Acrobat DCを使えるようにしてみよう。まずは、Adobeのサイトから「Acrobat DC」のプランと価格のページを開く。「Docuent Cloud」と「Acrobat DC」のどちらのページからでも、「購入する」や「購入するプランを選ぶ」をクリックすると、同じページが開く。製品は2種類用意されており、「Acrobat Pro DC」と廉価版の「Acrobat Standard DC」がある。
年間契約であれば、Acrobat Pro DCが月額1580円(税別)、Acrobat Standard DCが月額1380円(税別)と安い。もちろん年間契約がお得だ。年間一括払いなら、その12ヶ月分である1万8960円(税別)、もしくは1万6560円(税別)となる。月額払いも可能だが、こちらは2680円(税別)、2480円(税別)となる。できるだけ、年間契約をしたほうがよいだろう。ProとStandardの価格差は200円なので、もちろん高機能なPro版がお勧めだ。機能の違いに関しては、第2回で詳しく説明する。
支払いはクレジットカードのほか、銀行振り込みやコンビニ払いもOK。これからずっと使うAdobe IDを作成したら、決済すれば手続き完了。Acrobat Pro DCのダウンロードが自動で始まる。あとは、画面の指示に従ってインストールすれば、Acrobat Pro DCが使えるようになる。
ちなみに、Acrobat DCは単独で運用することもできるのだが、せっかくクラウドストレージの「Adobe Document Cloud」を活用しない手はない。
モバイル版アプリのインストール
次にモバイル版アプリをセットアップしてみよう。インストールするのは無料のPDFリーダーアプリ「Adobe Acrobat Reader」だ。Acrobat DCのサブスクリプションを購入すると、iPhoneもしくはAndroidデバイスで「ページを整理」と「PDFを書き出し」の機能も使えるようになる。使い方はカンタン。メニュー画面の「マイアカウント」で「サインイン」もしくは「ローカル」からプルダウンで出てくるメニューの「Document Cloud」のメニューからDocument Cloudを選択し、Adobe IDでサインインするだけだ。
Document Cloudには、Webブラウザーからでもアクセスできる。Document Cloud(https://cloud.acrobat.com)にアクセスし、Adobe IDでサインインすれば、ファイルを読み込んでPDFを作成したり、ファイルを結合したり、署名・送信したりできる。Acrobatをインストールした自分の端末が手元になくても、ある程度の作業ができるのは頼もしいところだ。
次回はAcrobat DC StandardとAcrobat DC Proの機能面での違いについて見ていこう。
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