前へ 1 2 3 次へ

第7回 アスキー確定申告虎の巻

個人事業主・フリーランス必見の「家事按分」

個人事業主・フリーランスの節税テク、自宅の家賃や光熱費を経費にする

小堀真子 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

合理的な基準で「家事按分」することが大事

 按分の仕方に明確なルールはありませんが、例えば「スマホの通話代はほとんど仕事だから、料金は全部経費でいいや!」とか、「仕事中にもトイレやお風呂を使うから、水代は半分経費にしちゃえ!」といったテキトーな考え方は絶対にNG。

 例えばフリーの料理研究家ならば自宅の水代、ガス代も家事按分できるかもしれませんが、外で仕事をすることが多いカメラマンに大量の水やガスが必要かといったら、そうとはいえません。つまり、税務署に按分の理由を聞かれたとき、しっかり納得してもらえる合理的な基準で行う必要があるのです。

持ち家の住宅ローンは必要経費にできない……!?

 もうひとつ忘れてはならないのが、住宅ローンのこと。賃貸アパートやマンションは家賃を家事按分できますが、持ち家の住宅ローン元本は必要経費になりません。その代わり、家屋の減価償却費や住宅ローンの金利などを、事業用に使っている床面積などの割合に応じて按分できます。ただし住宅ローン控除を受けている場合、自宅の半分以上が居住用という要件があるので、按分の割合に虚偽がないようにご注意を!

住宅ローンを払っている人が必要経費にできるモノ

・家屋の減価償却費
・住宅ローンの利息
・火災保険料
・固定資産税

家事按分できる経費を見逃さないこと!

 自宅で仕事をしているなら必ずといっていいほど発生する家事関連費ですが、自動車税など細かな経費を見逃している人も案外いるのでは…? 必要経費になるものはしっかり申告できるよう、身辺をもう一度チェックしてみましょう。

 また家事按分を行う際には、どのような基準で費用を割り出したか、そのプロセスをメモしておくと、翌年以降も計算で迷わずに済みますし、根拠を求められた際に説明ができます。なお、家事按分の比率は「ある年は、使用時間」、「ある年は、専有面積から算出など」、ころころ変えないようにすることが大切です。

 細かい計算が苦手……という人なら、「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」のように、家事按分を簡単に設定できるクラウドソフトを使うのもオススメです!

すべての機能が使えてずっと無料、クラウドソフトだからインストール不要のやよいの白色申告 オンライン

すべての機能が1年間無料で使えるクラウドソフト、やよいの青色申告 オンライン


(提供:弥生)

前へ 1 2 3 次へ

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
06月
07月
09月
10月
12月
2017年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
10月
11月
12月
2016年
01月
02月
03月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2015年
01月
02月
03月
06月
07月
10月
11月
12月
2014年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2013年
05月
10月
11月
12月
2012年
06月
07月
11月
12月
2011年
02月
09月
11月
2010年
01月
02月
03月
04月
05月
11月
12月
2009年
10月
12月
2008年
01月
04月
09月
2007年
01月
03月
05月
10月
11月