アスキー編集部の女性編集者つばさは悲鳴連発!

「バイオハザード7」は超リアル映像で歩みもためらう怖さ!

2016年12月26日 12時00分更新

悲鳴が止まらない!マジで怖い体験版をガッツリ体験

 ついに2017年1月26日(木)に発売を控える、カプコンの「バイオハザード7 レジデント イービル」。本作は累計本数7100万本以上、今年で20周年を迎えたバイオハザードシリーズの4年ぶりとなるナンバリング最新作。通常版のパッケージ版は7990円+税、ダウンロード版はPlayStation 4、Steam版が7398円+税、Xbox One版が7400円+税となっている。また、ゲーム本編と追加エクストラゲームコンテンツ、追加シナリオコンテンツをセットで収録した「デラックスエディション」がダウンロード版のみで販売される。価格はPlayStaiton 4、Steam版が9250円+税、Xbox One版が9280円+税。

 本作は“究極のホラー”を追求し、本当に恐ろしいゲームとなっていると聞き、シリーズのすべてをプレイするバイオハザード好きの本誌編集者 つばさがカプコンに赴き体験プレイを行なった。噂に違わず「バイオハザード7 レジデント イービル」はつくり込まれた映像、数々の恐怖演出により、シリーズ史上、いやゲーム史上最恐と言ってもいいほどに怖い。でも怖さが圧倒的になった分、窮地を切り抜けたり、謎を解いた時の安堵感や達成感もこれまでの「バイオハザード」よりも強くなっているのだ。

写実的な映像で恐怖が倍増

 まず本作はとにかく描画が凄い。同社が新たに独自開発した描画エンジン「RE ENGINE」により、高い写実表現を実現。カビたドアの質感や空気中に漂う埃(ほこり)などまで、細かく表現され、空気感そのものまで肌で感じられるほどつくり込まれている。

舞台となる廃屋はノスタルジックな雰囲気が漂う。木製の机や椅子のくすんだ感じなどがとても細かく表現され、ホラー性を高めている

 とにもかくにも、映像の緻密さが今作独自の主観視点=“アイソレートビュー”と相まって没入感を高め、プレイヤーを恐怖へ誘うファクターとなっている。惨劇の舞台となり、長年放置されて汚れた床や家具、そこにはTVゲームとは思えない現実味を感じさせるコダワリが、より精神的な怖さの引き金となっていて、怖さも増していく。

 また、ピアノのふたが急に閉まるなどのホラー的な仕掛けが随所に施され、モノに触る怖さの演出にも余念がない。もう何もないなと油断していると、思わず悲鳴を上げる羽目になるので油断は禁物だ。

緊張感のある戦闘も楽しめる!

 ホラー要素ばかりで戦闘はないのでは?と思った方。ご安心を。ハンドガンやショットガン、ナイフといったさまざまな武器を邸の中で見つけ、戦闘をすることも可能だ。とは言え、銃を撃つに弾丸が必要で、弾丸には限りがあるので無駄撃ちには注意したいところ。主観視点により、敵の姿が眼前に迫りくるので、これまでにない迫力があり、緊張感のある戦闘が体感できるのも本作の魅力のひとつだ。

最初は丸腰の主人公。武器を手に入れた時の安堵感は大きい。いつ襲われても対応できるように、しっかり残弾も管理しよう

「バイオハザード7」では実写かと思われる映像も、すべてリアルタイム生成で表現されているという。そのため、あらゆる場所で動き回れる。探索を進め、謎を解き明かす程、プレイヤーの行動範囲も広がってゆく。いろんな角度からモノを見て、じっくり謎解きを行なおう。影絵のパズルなど、いろんな仕掛けの謎を考え、解き明かしていくシリーズならではのおもしろさも健在だ。

影を合わせれば隠し扉が現れるなど、いろんな仕掛けを解き明かし、脱出を目指そう

 キャラクターのモデリングも実写か?と疑うほどにリアルだ。同社によると、1眼レフを100台以上設置したスタジオを用意し、細部に至るまでスキャニング。役者さんをメイクして撮影した3Dデータを基に加工し、毛穴など肌の質感まで表現されたハイクオリティーのモデリングを実現しているとのこと。

キャラクターもとても写実的。服の表現も本物と見まごうほどで、デフォルメされていない姿が、真に迫る恐怖を覚える

 そうした、リアリティーの高いキャラクターが、突如扉の影から飛び出てきたり、凄まじい形相で追いかけてくるので、怖くないはずがない。そうした、追いかけられる“怖さ”も、写実的な映像美によって増加している。

 映像のクオリティーに加え、絶妙な音の演出も、本作の怖さを高めている要因だ。人のうめき声やモノが倒れる音が唐突に起こり、緊張感を高めてくれる。

ディティールのバイオハザードらしさも健在

 “究極の恐怖”が“極限からの脱出”=サバイバルホラーの味わいを高めている本作。本質的な部分の他にも、歴代バイオハザードにも登場した“ハーブ”“キーピック”など、バイオハザードらしいアイテムの数々も登場する。こういったディティールにも注目したい。

キーピックも登場

PS4 Proでさらに高画質に!

 本作は4K出力が可能なPlayStation 4 Pro+4Kテレビとの組み合わせにより、さらに実写に近いクオリティーで楽しめる。

 実際に同社でソニーの4Kテレビでゲームをプレイしたが、あらゆるモノが更に精緻に表現され、写実性が増した。

 プレイ自体の快適度は通常のPlayStation 4でもなんら変わることはないが、つくり込まれた映像を余すことなく楽しみたいなら、PlayStation 4 Pro+4Kテレビの組み合わせがオススメだ。

葉っぱが生い茂っている様や、光の表現などは、PlayStation 4 Proで視聴した方がよりリアルになりそう。最高環境で楽しみたいなら、4K環境を用意するのも一興だ

ゲームのすべてがPlayStation VR に対応!

 本作はゲーム本編すべてがPS VRに対応するという。現在、PS VRで楽しめるゲームのほとんどが、ゲーム本編とは別のミニ要素が遊べるものだったり、専用タイトルも1日でクリアーできてしまえるほどに短いモノが多い。

 しかし、「バイオハザード7」はPS VRに完全対応。本編の全てが通常プレイ同様、VRモードでも楽しむ事ができる。

 そこで、アスキーで最もVRコンテンツをプレイしてきた、私ハッチがVRモードを体験。本作は主観視点でのプレイであり、VRではそれがより際立つのを感じた。たとえば、ドアを開くシーンでは扉のノブに手をかけ開いていく様が、プレイヤーキャラクターが映っている客観視点と違い、まさに自分の手で行なっているモノと錯覚する。それが、また恐ろしい。

扉を開けるシーン。主観視点だとより没入感が高まり、開けたくない衝動に駆られる

 PS VRの視野角は約100度と高くはありますが、装着している際は、何も付けていないよりは視野が狭くなります。本作のプレイ中、暗いシーンでは、映像の4隅がやや影がかかったような演出となっており、死角が多くなっている。

 そのため、何かが突然出てくるでのは?という想像に駆られ、進みたくない怖さを覚えた。通常プレイ以上に没入感が高いので、一層の怖さを味わう事ができる。

 VRは没入感を高めてくれるが、慣れないうちは疲れたり、酔いやすかったりしがち。適度に休憩を挟むなど長時間VRで遊び続けないように注意したい。

 1回目は通常のモニターでプレイして、2回目はVRで遊んだり、好きなシーンをVRモードでプレイするなど、遊びの幅を広げるアイテムとして活用してみるのがいいかも。

(提供:カプコン)

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