お手頃な格安SIMの登場で、ついつい契約しちゃったけど、普段使わないSIMが増えていませんか? あるいは、海外旅行に行って現地の安いプリペイドSIMを買っているうちに、財布の中はSIMカードだらけになっちゃうことも多いと思います。
そんな人に安心な「ナノSIMカード14枚収納ケース」が登場!
最近は安価な海外ローミング料金が出て来たり、Apple SIMのようなグローバルSIMも増えています。しかし、SIMフリースマートフォンを持っているなら、現地で現地プリペイドSIMを買うのも旅行中の楽しみ。アジア各国なら100円程度でSIMが買えることもありますし、ヨーロッパではMVNOキャリアがSIMをタダで配る国も。
そして、そんな国を数ヵ国回れば、SIMがどんどん増えていきます。先日のIFAとCTIA取材時も、出発前に準備したSIMやら、3ヵ国で買ったり、もらったりしたSIMがどんどん増えていきました。
SIMも数枚なら財布の中などに入れておけば紛失を防げるでしょう。でも、数が5枚や10枚になると、どこかで落として無くしてしまう危険性が高まります。SIMはやはり何らかのホルダーに入れて保存しておくのが便利でしょう。
とはいえ、市販のSIMケースも、せいぜいSIMが数枚入る程度。数ヵ国を回って10枚近くもSIMが溜まってしまうとお手上げです。しかし、SIMに埋もれる人のために、なんとナノSIMカードが14枚もはいるケースが登場しました。
製品の名前は「【名刺サイズ】SIM&SDカードフォルダ・モデル4」(愛称 Nano14T)。名刺よりひと回り小さいカードサイズで、名刺ケースなどにも入る大きさ。SIMとSDカードが入るケースなのですが、バリエーションは4種類あり、そのうちの「モデル4」がナノSIM14枚収納と言う変態的なケースなのです。
設計したのは香港のモバイルショップ・Matenro HK(摩天楼香港)。ひと昔前は電脳中心買物隊として運営していたお店です。3Dプリンターで印刷されていますが、精度も良くSIMカードがぴたりと収まります。
ケースの真ん中にはお店のロゴが彫り込まれ、iPhone付属のSIMピンが収納できるスペースが空いています。SIMのスロットは左右に7個ずつ。それぞれ1から4まで、掘り込みで数字が刻まれています。
まあ、現実には14枚もSIMを入れるケースはないかもしれませんから、種類ごと、国ごとに複数枚を収納したら、スロットをひとつ空けて隣からまた入れる、という収納方法がいいのかも。
それではナノSIMを収納していきましょう。「14枚も入るなんて、いったい誰が使うんだ!」と思いながらも、どんどんSIMを入れていきましょう。
なお、1番から12番のスロットまでは手持ちのSIMを入れ、14番のスロットには普段使いのSIMを端末から抜いたあとで、それを収納しておく場所にしておくのもいいかもしれませんね。SIMは抜いたらどこかに保管しておかなくてはなりませんから。
ところで、入れたSIMですが、外側には落下しないように押さえ部分があるのでそのまま抜けてしまうことはありません。この手のケースの一番の心配事項はSIMがいつのまにか抜け落ちてしまうことですが、そのあたりもしっかり考慮した設計になっているのです。
一方、SIMを抜くときは押さえの部分を指先で下に押しつつ、SIMのかきとりの部分にSIMピンの先を入れて、押し出すようにすると抜くことができます。
海外で買ったSIMに加え、手持ちのSIMを入れていくと、あっという間に12枚も収納していました。左側は中央に1ヵ所空きを入れたほうがいいかもしれません。
このように手もとに転がっているSIMを、ほぼこのケースに入れて収納できるわけです。なお、足りない人はもう1つこのケースを入手すれば28枚まで収納&持ち運びが可能です。
自分のSIMをすべて持ち運べる便利なSIMケースですが、これを無くすと通信回線を一気に失うので注意が必要です。また、海外で買ったプリペイドSIMは台紙にPINナンバーなどが記載されていることもあるので、それと一緒に名刺ケースなどに入れておくといいですね。
筆者はアルミのトランク式ケースにいつもSIMを入れています。MVNOをついつい契約しちゃう人、LCCで毎月のように海外に飛び割っている人は、入手してみてはいかがでしょうか?
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