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モトローラのDSDS対応&合体スマホ、「Moto Z」を詳しくチェック!

2016年10月02日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII編集部

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 根強い人気のモトローラのスマホ。国内ではSIMフリースマホとしてリリースされているが、先週発表されたのはフラグシップの「Moto Z」シリーズの2台。5.2mmという超薄型に加え、背面に追加デバイス「Moto Mods」を磁石でくっつけることで機能を拡張できるという独自の要素も持っている。Moto Modsも含めて、写真中心に見ていこう。

SIMフリースマホとして国内発売される、モトローラのフラグシップ機「Moto Z」に注目

5.2mmと異次元の薄さの「Moto Z」
もちろんスペックも高い

 まずはMotoブランドの最上位モデル「Moto Z」。価格も税抜8万5800円と高価なだけに、非常に魅力的かつ高性能な内容となっている。

 最大の特徴は一目でわかる超薄型ボディー。カメラの出っ張りこそあるが、最薄部はなんと約5.2mm。実際に手に取ると、その圧倒的な薄さに驚く。薄いだけでなく、高級感があるメタル筐体を採用。また頑丈さについても発表会ではアピールされていた。

背面には縞模様が入っている

写真ではややわかりにくいが、実際に手に取るととにかく薄く感じる

 主なスペックは、WQHD解像度(1440×2560ドット)の5.5型有機EL、Snapdragon 820(クアッドコア、1.8GHz+1.36GHz)、4GBメモリー、64GBストレージ、光学式手ぶれ補正付きの13メガカメラ(イン5メガ)、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。

 超薄型のためか、CPUの動作クロックとカメラの画素数はやや抑え気味だが、バッテリー容量は2600mAhとしっかり確保。また、急速充電にも対応し、15分の充電で8時間の利用が可能だ。

本体下部にはUSB Type-C端子。DSDS対応だがSIMスロットの1つはmicroSDと排他の仕様

 カラバリはブラックとホワイトの2色。ホワイトは背面がゴールドとなっている。本体下部のUSB端子はType-C。なお、イヤホン端子は省略されている。

こちらは発表会会場にはなかったホワイトモデル。背面はゴールド

より購入しやすい価格の「Moto Z Play」
Moto Modsでの拡張やDSDS対応も魅力的

 一方の「Moto Z Play」は、価格的にもう少しお手頃にしつつ(税抜5万3800円)、Moto Modsを含めたMoto Zシリーズの機能が利用できるという1台だ。スペック的にもミドルハイ~フラグシップの間くらいである。

つづいて紹介するのは「Moto Z Play」。スペック的には上位モデルより少し下だが、Moto Modsは利用可能

 Moto Zと比較すると、最薄部は6.99mmだが、それでも十分薄型な部類。一方バッテリー容量は3510mAhとかなりの大容量なのがうれしいポイントだ。

Moto Z Playの背面はクリア素材。カメラは光学式手ぶれ補正はないが、レーザーAF/位相差AFを搭載する

Moto Zより厚みがあると言っても7mm弱。分厚いわけではまったくない。こちらもUSB端子はType-Cで急速充電にも対応する

 主なスペックは、フルHD解像度の5.5型有機EL、Snapdragon 625(2GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、16メガカメラ(イン5メガ)、タッチ式指紋センサー、Android 6.0など。

メインキーはディスプレー表示型で、ディスプレーの下にタッチ式の指紋センサーがあるのは共通

こちらのホワイトモデルはフレームがゴールド

 両モデルで共通の機能では、今話題の4G+3GでのデュアルSIMデュアルスタンバイ対応(DSDS対応)がある。なかでもMoto Z Playは2枚のnanoSIMを挿しつつ、さらにmicroSDの追加も可能(Moto Zの片方のSIMスロットはmicroSDと排他)。DSDS機能をより日常的に利用できるのがうれしい点だ。また、最近のモトローラ端末は素のAndroidに近い仕様になっており、Android 7.0へのバージョンアップも保証されている。

Moto Z PlayのSIMスロットは両面でnanoSIM×2とmicroSDを同時に装着できるようになっている

背面に磁石で簡単に取り外しできる「Moto Mods」
ハッセルブラッドとのコラボのカメラも

 続いて紹介するのはMoto Mods。追加デバイスによるスマホの機能拡張は、海外では他社からも発表されているが、Moto Modsは背面にくっつけるだけで磁石でしっかりと固定(外すのも簡単)。また拡張端子経由でデータがやり取りされるので追加の操作が不要と手軽で使いやすい。このMoto Modsは今回のMoto Zシリーズに限定されず、今後のMotoシリーズのスマホとも互換性を持つとされている。

Moto Zシリーズの背面下部には左写真のような拡張端子が用意されている。Moto Modsを背面に装着すると、磁石で固定される

 そんなMoto Modsだが、最初から多くの製品が国内で発売される。具体的にはバッテリーパックの「Incipioバッテリー」(2220mAh、税抜8800円、ワイヤレス充電対応版は税抜1万800円)、JBLブランドのスピーカー「コンサート Mods」(税抜1万1800円)、「プロジェクター Mods」(税抜3万3800円)。さらに背面カバーになる「スタイルキャップ」というのもあり、ナイロン/オーク/レザーの3種類の素材で、それぞれ税抜1980円/2980円/3980円だ。

JBLのブランドが付けられたステレオスピーカー。スピーカー側にもバッテリーが内蔵されている

こちらはプロジェター。Moto Modsを装着すると、自動的に操作画面に切り替わり、簡単に画面出力が可能だった

追加の背面カバーでカスタマイズが可能。木の手触りがいいオーク素材のスタイルキャップ

 さらに発表会で一番注目を集めていたのは、ハッセルブラッドとのコラボによる「TRUE ZOOM」(税抜2万8800円)。これを取り付けると、コンデジ風のスタイルに早変わり。TRUE ZOOM側に裏面照射型CMOSセンサー(1/2.3型、12メガ)と光学10倍ズームのレンズ、シャッターボタンが装備されており、Moto Zの大画面で確認しながら、撮影が可能だ。

メディアの注目を集めていたハッセルブラッドとのコラボのカメラMods

装着すると大型のコンデジという感じに。カメラ側にシャッターボタンやズームレバーがある

ズーム時はこんな感じでレンズがニョッキリ伸びる。もちろんスマホなので、画面をタップしての撮影も可能だ

ハッセルブラッドと言えば、月面での撮影が有名だが、アポロ宇宙船ではモトローラ製機器が通信に用いられていたという2社の関係性について発表会中で紹介していた

 各製品は10月中旬以降の発売予定となっている。

  Moto Z Moto Z Play Moto G4 Plus
(参考)
ディスプレー 5.5型有機EL 5.5型有機EL 5.5型液晶
画面解像度 1440×2560ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
サイズ 約75.3×155
×5.2mm
約76.4×156.4
×6.99m
約76.5×152.9
×7.87mm
重量 約134g 約165g 約157g
CPU Snapdragon 820
1.8GHz+1.36GHz
(クアッドコア)
Snapdragon 625
2GHz
(オクタコア)
Snapdragon 617
1.5GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB 3GB 3GB
内蔵ストレージ 64GB 32GB 32GB
外部メモリー microSDXC
(最大128GB)
microSDXC
(最大128GB)
microSDXC
(最大128GB)
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
LTE対応バンド 1/2/3/4/5
/7/8/12/17/19
/20/25/28/38/40/41
1/2/3/4/5
/7/8/12/17/19
/20/28/38/40/41
1/3/5/7/8
/19/20/28/40
3G対応バンド 1/2/4/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19 1/2/5/8/19
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア13メガ
/イン5メガ
リア16メガ
/イン5メガ
リア16メガ
/イン5メガ
バッテリー容量 2600mAh 3510mAh 3000mAh
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM×2 nanoSIM×2 microSIM×2
DSDS対応
カラバリ ブラック、ホワイト ブラック、ホワイト ブラック、ホワイト
予想価格(税抜) 8万5800円 5万3800円 3万5800円

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