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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第41回

あの米軍車両「ハンヴィー」に穴を開けてみました

2016年08月29日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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ほかの方はバイクを改造したりドローイングしたり

 作業をやっている間、ほかの方がなにしているのかが気になるわけで、手を休めて見学してみました。

 見学その1はフォードGPWのシートクッション交換。

 第2次世界大戦時の代表的な車にウィリスMBがあります。第2次世界大戦が舞台の映画では必ず登場する、いわゆるジープで、フォードGPWはそのウィリスMBの互換車になります。

 古い車なのでボロいシートも味があっていいですけれど、穴が開いてしまったので交換したいとのことでした。水がクッションにしみ込むと、いつまでもお尻が濡れちゃいますからねー。

フォードGPW。これぞジープという形

年季の入ったシートクッション

シートを外して交換作業

ピカピカの新品ではないのがポイントです

 見学その2はバイクの改造。

 カワサキのエストレヤをBMWの軍用バイクっぽくカスタムしているとのことで、すでにパッと見はエストレヤには見えません。今回は今風だったライトを古いタイプに交換です。

 ただ交換するだけでいいかと思いきや、ステーが合わないため、そこをなんとかしなくてはなりません。どうするのかなと見ていたら、塚田さんが元のステーを切り飛ばし、新たなステーをちゃちゃっと溶接。あっというまに作り替えてしまいました。さすが本職。自分なら手も足も出ないところです。

軍用バイク風にカスタムされたエストレヤ。250ccです

手に持っているライトに交換していました。シンプルな形がいい感じ

 見学その3はイラストのドローイング。

 なんと、ロックンロール系イラストやピンナップガールなどのミリタリーイラストでおなじみのMachinegun Kelly氏が、ダッジコマンドカーにイラストを執筆! 制作過程を目の当たりにできるだなんて眼福であります。

 お使いになっていたのは水性エナメル塗料。塚田さんも作業が早いですが、M.Kellyさんも早いのなんの。ノーズアート風のピンナップガールイラストが4時間ほどで完成してしまいました。これでコマンドカーのレア度が一段とアップです。

作業風景。絵になるなぁ

白の塗料で描いていきます

肌に色を乗せていきます

黄、青、赤と塗っていきます。下に白を塗っておかないと、綺麗に発色しません

最後に黒でラインを引いて完成!

さらにカッコよくなりました

 作業をしている間、通りすがりのおじさんや若者達、前から気になっていたという方などがひっきりなしにのぞきに来ていました。そりゃこんな車が何台も集まっていたら、なにごとだろうと思いますよね。ワタシも近所に住んでいたらきっとのぞきに行ってるに違いありません。こんなに楽しい仲間に加えていただいてうれしい限りです。

 暗くなる前に作業は終わり、庭で乾杯タイム。この日も暑かったので、みんな一刻も早くビールが飲みたい感じです。

かんぱーい! お疲れさまでした

 すっかり暗くなったのでファクトリー内の部屋に移動して、さらにミリタリー談義に花を咲かせました。そして米軍の簡易ベッドをずらっと並べて仲良く就寝。翌日は作業の続きをしたり映画を観たり、ファクトリー内の見学をしたり、またそれぞれが好きなことをして夕方まで過ごしました。

 こうして過ごした夢のような2日間。楽しすぎてあっという間でした。帰りたくなくなっちゃうなー。

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