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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第86回

はがきも書類も電子化できるスマホスキャンアプリ「Office Lens」を徹底解説

2016年07月13日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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複数の書類を連続して取り込む

 最新の「Office Lens」では連続取り込み機能も搭載している。撮影後に台形補正をしたあと、左下の「+1」アイコンをタッチすれば連続して撮影できる。もちろん、PDFやPowerPointに保存すれば、まとめて1ファイルにしたうえ、OCRでテキスト化してくれる。名刺も連続取り込み可能だが、前述の通り日本語は認識できない。

 パワーポイントに取り込むと、1枚の画像に付き3枚のスライドが作成される。元画像と背景を取り除いた画像、そして認識した線をPowerPoint 描画オブジェクトに変換したもの。一番見やすいのは背景なしのスライドだろう。

撮影してトリミングしたら、左下の「+」をタップする。ここでは「ホワイトボード」モードで撮影した

続けて撮影し、最後に「完了」をタップする

複数枚のスライドをまとめて撮影できた

ここでは「PowerPoint」を選んだ

左から画像、背景除去、描画オブジェクト変換のスライドになる

まとめてPDFにした場合でもOCR機能でテキスト検索が可能

 以上が「Office Lens」の説明書となる。台形補正やOneNote連携、OCRと3拍子揃っているので神アプリ認定は文句のないところだろう。ただ、日本語が使えないなら「名刺」機能は削除した方がよいし、トリミングする際のUIももう少し改善して欲しい。さらなる改善を期待したい。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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