Windows Helloデバイスをつくった経緯とは?
VAIO株式会社の次に行われたマウスコンピューターとの共同記者説明会では、マウスコンピューターの代表取締役社長 小松永門氏と、ゼネラルマネージャーの平井健裕氏が登場。
話の焦点となったのは同社が開発したWindows Hello対応の3Dカメラ、USB接続の指紋認証デバイス、同社が開発している最新Windows 10 Mobileスマホの「MADOSMA Q601」の3製品。
Windows Helloは顔認識や指紋認証といった、よりパーソナルな方法で、パスワードなしでパソコンにログインできるWindows10の機能。マウスコンピューターはWindows Helloに対応するパソコンを発売できていない現状を挙げ、同社の液晶などへの導入も検討したが、まずは既存のユーザーに幅広く使ってもらいたいと考えたと、開発の経緯を語った。ちなみに3Dカメラはデスクトップユーザー向け、指紋認証型はノートPCやタブレットのユーザー向けに開発したとのこと。
Windows Helloが利用できるノートPCに採用されている「RealSense」カメラは、顔認識、ジェスチャー検出、音声認識、背景除去など、いろんなことができる。しかし、同社は視野角などにもこだわらず、Windows Helloを使うことを前提として設計。きちんと顔認証できるガイドラインに沿って開発し、価格を抑えているという。
一方、指紋認証デバイスの方は、もっと法人よりの高いセキュリティーのデバイスとして開発していたが、Windows Hello用の指紋リーダーがそこそこ高価であるということもあり、ダウングレードして安価を目指したという。
センサー事態は一緒だが、法人向けの製品では指紋リーダーの中にパスワードを格納していたが、OSが標準に対応したので、その機能などを削っている。
詳細な技術に関しては秘匿なこともあり語られなかったが、機能は削っているが簡単には突破されないだけの対策はなされているそうだ。
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