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ビジネスの成功、素早い意思決定はBIスキルに注目

文●D2Cスマイル

2016年05月10日 11時00分更新

記事提供:D2Cスマイル

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今回は、「BI(Business Intelligence)」について説明したいと思います。

BIとは

BIと聞くと、何を連想されるでしょうか。
聞いたことがない人もいると思いますが、多くの人は「ビッグデータがグラフィカルに集計・加工されている社内ツール」「表計算ソフトでいちいち加工しなくても自動であらかじめ作成してくれているツール」のようなものをイメージされると思います。
実際にこちらでは、BIを、


簡単に言えば、必要な情報を素早く手に入れるためのツール、である。市場が激変する現在、社内、社外の変化にいち早く対応しなければならない。BIで素早く情報を入手することでそれらの変化への迅速な対応が可能となるのである。


[出所:BIとは? 基礎からわかる最新BI事情 ― 第1回「先輩、BIって知ってますか?」― 知識ゼロから学ぶBI

と定義しています。

BIとはツールではなく考え方の技法である

以前は上記の記事のように「BI=ツール」を指すのが一般的でしたが、現在では「BIはツールではなく考え方の技法」のほうが定義としては一般的です。ツールは「BIツール」と呼び区別されています。

BIの定義を少し具体的に言うと、「ビジネス上の多種多様な情報を紡いで解釈し、経営判断につなげる技法」です。図示すると図-1.の領域になります。

01.png
図-1.標準的な経営判断の流れとBIを要する領域[D2C作成]

ビジネスパーソンの中には、上司への報連相のたとえとして、

「商品Aの昨日の売上が急激に上がっていた」
「商品A以外は特に変動がなかった」

など、事実をそのまま報告している人もいます。重要な報告ではありますが、これだけではインテリジェンスにはなりません。単なる情報(Information)の箇条書きです。複数の情報をインテリジェンスに昇華させるためには解釈が必要です。

元外務省職員でロシア事情通として有名な佐藤優氏は、著書の中でインテリジェンスを、


精査し、裏を取り、周到な分析を加えた情報。それがインテリジェンスです。ちょっと聞きかじっただけの素材は、インテリジェンスには昇華されていない。
 ~中略~
上っ面の事実を知っているだけでは、単なるインフォメーションに過ぎない。


[出所:手嶋龍一・佐藤優,インテリジェンス 武器なき戦争, pp18-19, 幻冬舎新書,2006]

と論じています。

対してBIツールは、情報収集~状況確認の部分で利用されるツールです。つまりBIツールとは、「BIを効率的・効果的に進めるための情報収集のツール」となります。

BIスキルを身に着けるためには

BIスキルを身に着けるための手っ取り早い方法として、論理的思考のフレームワークをマスターすることが挙げられます。具体的にはMECE(ミーシー/Mutually Exclusive、Collecticely Exhaustive)とロジックツリーです。

MECEは情報を「漏れなく、重複なく」整理するフレームワーク、ロジックツリーは「よって」「したがって」もしくは「なぜなら」を繰り返して結論を導くフレームワークです。これらを駆使し図-2.のように分解できるようになることで、BIスキルを身に着けることができるようになります。

02.png
図-2.ロジカルシンキングのフレームワーク[D2C作成]

BIスキルを高めることにより、よりビジネスの成功度や意思決定のスピードが増すのではないでしょうか。私たちも、クライアントがより高度な経営判断が可能なインテリジェンスを提供できるよう、日々スキルを磨いていきたいと思っています。

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株式会社D2Cが運営するデジタルマーケティングの総合オピニオンサイト。D2C社員がそれぞれの専門分野における知見をブログ形式で発信することで、トレンドシフトのはやいデジタルマーケティングの今を集約し、マーケティングに関わるすべての方々に有益な情報をお届けします。


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