IMJIP Japanの新ファンド、ベンチャーへ投資開始、約20億円
約60億円のコミットメント総額まで募集継続
IMJ Investment Partners Pte Ltd.(以下、IMJIP)の下で日本国内向けファンドを運営するIMJIP Japanは2月9日、国内のベンチャー企業を主な投資対象とする新ファンド「IMJ Investment Partners Japan Found 1号投資事業有限責任組合(以下、IMJIP Japan Fund 1号)」の1次募集を約20億円のコミットメント総額にて完了し、投資活動を開始した。2016年12月末を最終期限として、約60億円のコミットメント総額に達するまで募集を継続する。
IMJIPは、これまで主に東南アジアのベンチャー企業に投資活動してきたが、近年の日本国内における活動の活発化を受け、2015年10月にIMJIP Japanを立ち上げ、国内ベンチャー企業を主な投資対象とするIMJIP Japan Fund 1号の募集を始めた。
IMJIPおよびIMJIP Japanは、一般的なコーポレート・ベンチャー・キャピタルの役割とは異なり、独自の投資・支援事業を行なっている。IMJIP Japan Fund 1号では、インターネット/テクノロジー領域全般を投資対象とし、以下の2点をテーマに取り組む。
(1)金融、ヘルスケア、教育、セキュリティ、印刷、住宅・不動産、アパレルなどの市場規模の大きな既存産業の変革と、(2)AI、AR、IoT、ロボティクス、O2O、ブロックチェーンなど市場横断的な新産業の創出。
なお、投資ステージに関しては主にシリーズA以降を投資対象としていく方針。日本国内での投資活動を本格化させることで、国内スタートアップ・エコシステムの発展に貢献する。