このインターネットが普及した時代に、手軽に確定申告書を送信できないでしょうか。
A:「e-Tax」を利用して送信できるが、事前準備が必要
確定申告には「e-Tax」という電子申告のシステムがあります。ただし、いきなり利用可能というわけではありません。まず、区役所や市役所で電子証明書(住民基本台帳カードや個人番号カードに格納されている)を発行してもらい、続いて電子申告等開始届出書を所轄の税務署に提出して、利用者識別番号を取得する必要があります。
そして、e-Taxソフトのインストールやe-Taxに対応するICカードリーダーライターを用意し、電子証明書の登録などの初期登録を済ませてから、確定申告書を送信する……という仕組みになっています。
ちなみに従来のe-Taxは住基カードが使われていましたが、2016年以降は住民基本台帳カードに搭載された電子証明書が、有効期間内であればe-Taxで利用できます。あらたに個人番号カードの交付を受けた場合は、個人番号カードが利用できます。ただし、個人番号カードの電子証明書をe-Taxに登録する必要があり、すでに住民基本台帳カードの電子証明書をe-Taxに登録している場合は、個人番号カードの電子証明書をe-Taxに再登録する必要があります。
また、ICカードを読み込むためのICカードリーダーライターも必要になりますが、個人番号カードに対応するICカードリーダーライターは、国税庁のe-Taxサイトで確認できます。
e-Taxによる申告は、2016年1月12日(火)から3月15日(火)まで、メンテナンス時間をのぞき24時間送信可能です。
なお、やよいの白色申告 オンラインややよいの青色申告 オンラインを利用して作成した、確定申告書もe-Taxで送信することができます。
その場合も、電子証明書の取得やICカードリーダーライターの用意、開始届出書の提出などの事前の準備は忘れずに!

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