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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第20回

スマホやタブレットで設定できる、WebアクセスもDLNAもOKなちょいNASを試す

2015年11月17日 12時00分更新

文● 織野至

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本体のビジュアルは外付けHDDっぽい

本体のビジュアルは外付けHDDっぽい

 データ置き場としての定番は外付けHDDだが、徐々にNASが勢力を強めている。ワイヤレスの環境が定着しはじめてきたのと、スループットが高速なルーターが普及価格帯に入ってきたのが大きいと思われるが、PCに接続して給電していなくてもファイルを読み込める使い勝手が人気なのかもしれない。

 特にローカルネットワーク内であれば、接続するだけでOKに近い製品が多く、面倒なセットアップも不要になっている。そこで、今回は市場結構で売れているバッファローの「LS210DC」シリーズをチェックしてみよう。

見た目はUSB接続の外付けHDD
でもれっきとしたNAS

バッファロー「LS210DC」シリーズのパッケージ。同デザインで1~4TBまでのラインナップがある。見てもわかるように、1Bay仕様だ

バッファロー「LS210DC」シリーズのパッケージ。同デザインで1~4TBまでのラインナップがある。見てもわかるように、1Bay仕様だ

 外観はいわゆる外付けHDDを少し大きくしたビジュアルになっている。サイズは幅45×奥行き205×高さ128mm。インターフェースはほとんどなく、背面にファンクションボタン、電源スイッチ、USB 2.0ポート、ギガビットイーサがあるのみだ。

 マニュアルにもあるが、有線LANを接続して電源を入れると、Windows/Macからはすぐにオンライン上にあるストレージとして認識される。そのため「NAS」というワードに警戒しているのであれば、外付けHDDのような扱いで、いい意味での肩すかしを食らうだろう。

 もちろん、ASCII.jp読者諸氏においては当たり前と思われるが、実家や親類などPCスキルの低い人たちからの相談があった場合の選択肢として、このお手軽さは武器になるハズだ。

背面にインターフェースが集中している。上からファンクションボタン、電源スイッチ、USB 2.0ポート、ギガビットイーサー、電源。基本的には電源スイッチを入れるだけだ

背面にインターフェースが集中している。上からファンクションボタン、電源スイッチ、USB 2.0ポート、ギガビットイーサー、電源。基本的には電源スイッチを入れるだけだ

 機能については後述するとして、駆動音について。外付けHDDに比べると基本的に電源を入れっぱなしという扱いもあってか、近い距離にある場合は駆動音が気になりやすい。なるべくルーターの近くというように、PCからは遠いところに設置しておくといいだろう。

 ともあれ、電源を入れるだけでOKなローカルネットワーク上のストレージであるのが、手間がなくてとてもいい。セッティングについても次ページで紹介するスマホアプリも用意されているため、わざわざPCからアクセスしなくてもいいのも、今風だと言えるだろう。

マニュアルはアクセス元別に別れているが、見なくてもOKなほどカンタン

マニュアルはアクセス元別に別れているが、見なくてもOKなほどカンタン

(次ページに続く、「専用アプリでスマホやタブレットからセットアップ!」)

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