いよいよ国内での販売開始が近づいてきた、日本マイクロソフトの10.8型タブレット「Surface 3」(4G LTE、SIMフリー)。製品スペックや、国内ではLTE SIMフリーモデルのみが一般販売されることが明らかになっているが、実際のところどういう製品なのか、まだよくわかっていないという人もいるはず。
そんな人のために、この記事ではSurface 3に関する10の疑問に答えていこう。
Q1.そもそもSurface 3ってなに?
A.Surface Pro 3の廉価版となる10.8型タブレット
Surface 3は、マイクロソフトが6月19日から販売を開始する10.8型のタブレットだ。昨年から販売されているSurface Pro 3の廉価版という位置づけで、スペックを抑え、より安価なモデルとなっている。
5月19日に日本国内での販売が発表されたが、その際、一般ユーザー向けに販売するのがLTE SIMフリーモデルのみであること、ソフトバンクモバイル/ワイモバイルの独占販売であることが公表され、大きな話題を集めた。
主なスペック | |
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製品名 | Surface 3 |
CPU | Atom x7-Z8700(1.6GHz) |
メインメモリー | 2/4GB |
ディスプレー(最大解像度) | 10.8型(1920×1280ドット)、アスペクト比3:2、マルチタッチ対応 |
グラフィックス機能 | インテル HD Graphics (CPU内蔵) |
ストレージ | 64/128GB SSD |
光学式ドライブ | - |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子、Micro-USB端子、Mini DisplayPort、Bluetooth 4.0、ウェブカメラ(リア/フロント) |
メディアスロット | microSDメモリーカード |
テレビ機能 | - |
本体サイズ/重量 | 幅267×奥行き187×高さ8.7mm/約622g |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) Windows 8.1 Pro Update(64bit) |
オフィスソフト | Office Premium プラス Office 365 サービス |
主な付属品 | - |
Q2.Surface Pro 3とはどう違うの?
A.サイズも性能も違う、まったくの別物
どちらもSurfaceシリーズに特徴的な3:2の画面アスペクト比を採用しており、筐体デザインもほぼ変わらないように見えるが、実際はSurface Pro 3が12型(解像度2160×1440ドット)、Surface 3が10.8型(1920×1280ドット)とサイズが一回り異なる。小型化により重量にもおよそ200gの差が出ている。
スペック的にも、Surface Pro 3がCPUにCore i5-4300U(1.9GHz)、メモリーは8GBとPC並の性能を誇るのに対し、Surface 3はタブレット向けCPUのAtom x7-Z8700(1.6GHz)を採用するなど、タブレットの域を出ていない。サイズ的にも性能的にも、まったくの別物と言っていいだろう。
(次ページではLTE SIMフリーにまつわる疑問に回答!)