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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」第39回

米では電子書籍購入者の50%が専用端末を所有

じつはKoboとKindleは拮抗していた!? 電子書籍ストアシェア

2015年05月18日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●ASCII.jp

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電子書籍は出版物市場の4.6%!?

 ICT総研の同調査によると、2013年度の電子書籍市場は963億円であり、内訳は従来携帯電話向けが194億円、スマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向けが769億円だった。

 従来携帯電話向けは縮小傾向にあり、前年度から半分以下に減っている。一方で、スマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向けは前年度から約3倍に増えている。

 出版科学研究所によれば、2013年度の出版物販売額は3.3%減の1兆6823億円だった。内訳は書籍7544億円(前年比4.0%減)、雑誌8520億円(同5.0%減)。

 この金額には電子書籍が含まれていないと考えると、仮に紙の総販売額1兆6823億円に電子書籍の市場規模である769億円を足すと1兆7592億円という数字が現われる(異なる調査結果を足した大まかな数字であることに注意)。

 つまり、大雑把に電子書籍の割合は約4.6%と言うこともできる。減り続ける書籍の市場に比べ、電子書籍市場は伸び続けており、前回と比べて電子書籍の割合が増えているのだ。

 なお、全国出版協会によると2013年のコミックス(単行本)の売上金額は2231億円。インプレス総研によると2013年の電子コミックスの売上金額は731億円であり、コミックス全売上(紙+電子)は2962億円。

 コミックス市場の4分の1はすでに電子で占められているというわけだ。また、日本の電子書籍市場の大半をコミックが占めていることが分かるだろう。

米では電子書籍購入者の50%が専用端末を所有

 電子書籍の先進国、米国の状況を見てみよう。米ニールセンによる2013年の米国の書籍市場におけるレビューを見ると、2013年は紙の書籍の販売は前年に比べて微減だった。また、電子書籍市場の伸びは鈍化しており、市場は成熟していると見られている。

 なお、電子書籍購入者の66%がスマートフォンやタブレットを所有しており、50%が電子書籍端末を所有している。日本に比べて所有率の高さが目立つ。

 電子書籍ストアの乱立などの問題はあるものの、電子書籍は年々ユーザーにとって便利で使いやすいものとなっている。コミックスを中心に、今後も電子書籍の利用が伸びていくのか目が離せない。

著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。最新刊『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』『図解 一目でわかるITプラットフォーム』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki

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