「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX」
鋼材数千本の大規模装置の設計も! 世界最速エンジン搭載3次元CAD「iCAD SX」-富士通
2015年02月06日 11時26分更新

「iCAD SX」新製品の概要
富士通は2月6日、世界最速の3次元CADエンジンを搭載したという3次元CAD「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX」(iCAD SX)の新製品を発表した。
工業炉や熱処理炉のような部品点数が数万点にもおよぶ大型産業機械は、機械・鋼材・配管などの部品が複雑に組み合わさり相互に連関し合う。そのため、各工程の設計検討を同時に行なう必要があるが、大容量データのためこれまで1つのCADソフトでは設計が行えなかった。
iCAD SX新製品では、メモリー使用量の大幅改善による3次元データの超軽量化、従来比約10倍のファイル処理速度を実現。数千本の鋼材・配管を含む大規模装置全体の並行設計を「iCAD SX」上で可能にしたという。
また、機械を中心に配置した鋼材や配管の長さや重量などの数値情報を自動で図面や帳票に一括出力できる機能や、3次元モデルから組立図や部品図、断面図などを高速に作成できる図面化機能も追加している。これらにより、大型産業機械の開発リードタイムを従来比約40%短縮するとしている。
iCAD SXの価格は、138万円からで、配管設計オプションが30万円から(税別)。


