マイクロソフトの国内DC開設にあわせ「A5 for Windows Azure」提供開始
富士通、「Azure」ベースのパブリッククラウドを刷新
2014年02月26日 06時00分更新
富士通は2月25日、2011年から提供してきた「Windows Azure」ベースのパブリッククラウドサービスをリニューアルし、新たに「FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure」として提供開始した。マイクロソフトの日本データセンター運用開始に伴い、サービス環境を移設する。
富士通では2011年8月から、同社館林データセンターを拠点としてAzureベースのPaaS/IaaSを提供してきた(関連記事)。このサービスではAzureで提供される基本機能に加え、24時間日本語サポート、富士通独自のミドルウェアや運用サービスなど24種類の「付加価値サービス」が利用できるよう体系化されていた。
今回、マイクロソフトが日本データセンターを開設したことから(関連記事)、昨年(2013年)11月に発表済みのとおり(関連記事)、パブリッククラウドのサービス環境をマイクロソフト側に移設し、新たにA5 for Windows Azureとして提供する。付加価値サービス群は従来どおり提供される。
富士通ではA5 for Windows Azureを、クラウドに関する製品・サービス群を体系化した「FUJITSU Cloud Initiative」のパブリッククラウドサービスと位置づける。マイクロソフトとのアライアンスにより、富士通がAzureのサービス契約を顧客と行うことができ、顧客のハイブリッド環境についてもワンストップで構築、提供することが可能になるとしている。
A5 for Windows Azureの販売価格(税別)は、マイクロソフトと同一(1時間あたり2円から)となっている。