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スマホアプリ開発者の年収と雇用事情

2015年01月13日 11時00分更新

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 みなさん、年末年始はゆっくりできましたか?

 こたつに入ってゆっくりと、昨年の出来事を振り返った方も多いのではないかと思います。「スマ検事務局」にとっては、昨年はサービスが開始されたばかりで、めまぐるしい一年となりました。そんな折、箱根駅伝で見事初優勝した青山学院大学の相模原キャンパスにて、「スマ検事務局」として初のセミナーを開催させていただいたので、その内容をご報告します。

スマートフォンアプリ開発者の年収っておいくら?

 アプリ開発は、動きの早い業界だけに、新しい技術やプラットフォームに関する知識を身につけたいエンジニアに適していますね。経験が少なくてもアイデアや実績次第で上にいける反面、生き残るためには、市場の動きを見据えたキャリア形成が要求されるので、まさに群雄割拠の世といえるでしょう。

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アデコ「IT・エンジニア派遣」より

 プログラミング言語別の求人給与額ランキングを参考までに載せておきます。

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HRogより

 このように数値化してみると、生々しいですね…(笑)。では、実際の市場ニーズはどうなのでしょうか?

アプリ業界で働くということ

 IPA(情報処理推進機構)の「IT人材白書2014」によると、IT企業の量的な人材不足感は、「大幅に不足している」「やや不足している」が、過去5年間、年々増加傾向にあります。

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IPA「IT人材白書2014」より

 人材不足を感じている事業内容は「スマートフォン・タブレットアプリ開発」「ウェブビジネスコンサルティング、データ分析」「ウェブサイト構築(デザイン)・ウェブコンテンツ制作の請負」が突出して高くなっています。

 ガラケーからスマホへと一気に変わっていき、ライフスタイルはもちろんのこと、IT業界を取り巻く状況も一変しました。新しい技術も登場し、バージョンアップもされていきましたので、エンジニアがカバーすべき範囲も多種多様になり、人材の不足にもつながっているということですね。

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IPA「IT人材白書2014」より

 「新事業・新サービスを創出する人材」の必要性については、非常に感じている企業が70%を超えていますが、人材の確保ができていないのが現状です。これに加え、人材育成に関しては、「人材育成に係る投資ができない」「育成を行う場がない」といった現状に直面しています。また、「必要な人材の知識・スキルがわからない」と回答する企業も割合が高くなってきています。

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IPA「IT人材白書2014」より

 今回のセミナーには、理工学部・社会情報学部の学生が100人弱、自発的に集まってくれていたのですが、そのほとんどが1年生と2年生だったので、自分の将来を早いうちから真剣に考えている姿に感銘すら覚えました。

 学生からは多数の質問をいただきました。やはり現場で働く社員の生の声は、彼らに響いたようです。これからは、さらにパワーアップしてこのようなセミナーをどんどん色んな学校で実施する予定です。

 スマホアプリ業界への扉を叩こうとしているそこのあなた!

 この超売り手市場のスマホアプリ業界において、開発者のスキルを数値化・可視化し、適材適所の雇用実現に貢献すべく「スマ検」は既に多くの企業・学校に採用されています。「スマ検」という武器を持って、戦場で思う存分戦ってみませんか?

 スマートフォンアプリ開発技術検定の試験問題を分野とレベルに分けて1問ずつ順次公開している記事で腕試しをして、スマートフォンアプリ開発技術検定試験の新規登録をしてはいかがでしょうか。

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