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スマホで始める「音楽アプリ部」 第64回

最大6個のエフェクターを同時使用できるのもポイント

音源とエフェクターがとにかく素晴らしいシンセアプリ「Z3TA+」

2014年12月07日 12時00分更新

文● 藤村亮

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 私、フジムラがDTMというモノに触れたのは意外に遅く、メジャーデビュー直後の2006年頃のこと。それまでは16トラックのシーケンサーを搭載したオールインワンシンセ(キーボードと音源モジュール、シーケンサーが一台にまとめられたシンセ)、「Roland XP-80」と「FA-76 Fantom」を使用して打ち込みをしていました。

 ですがプロになってもその環境ではさすがに限界というものがあります。またオーディオインターフェースの小型化と低価格化が進んだ時期でもあったので、一念発起しPCでの音楽制作に乗り出すことに決めました。その時に初めて使ったのがCakewalkの「SONAR」というDTMソフトでした。

 前置きが長くなりました。今回ご紹介する「Z3TA+」はSONARで使えるソフトシンセとして評価の高かった、ウェイブシェイピングシンセ「Z3TA」のiOSバージョン。個人的には懐かしさを感じるこのアプリ、果たしてどんな仕上がりなのか。試してみました。

Z3TA+ App
価格2000円 作者Cakewalk
バージョン1.3.1 ファイル容量26.4 MB
カテゴリーミュージック 評価(4)
対応デバイスiPad 対応OSiOS 7.0以降

画面はシンセらしく、プリセット音の良さは即戦力レベル

項目ごとの小ウィンドウで各コントロールの状態を視覚的に把握しやすいです。ヘルプボタンを押すと、コントロールの解説がたっぷり

 Z3TA+はオシレーターやフィルターを制御する画面とキーボード画面という、一般的なシンセアプリで多く採用されているデザインです。

 画面最上段には「SYNTH」「MOD/ARP」「EFFECTS」の各画面への切り替えと、プリセットの切り替えメニュー、レベルメーターと「LIM(リミッター)」スイッチ、「OPTIONS」が並びます。画面右上端には表示中の画面に応じたヘルプが呼び出せる「i」ボタンを配置。iボタンの解説はiPad側の言語設定に対応しており、日本語での表示も可能です。

 ファクトリープリセット音源の数は、「Arp」や「Keyboards」など15のカテゴリーに分かれた全559種類。リストは見やすく、現役のミュージシャンたちが制作したプリセットも多数収録されています。

 サウンドの傾向は派手できらびやかなEDMに適した現代的なトーンが多く、アルペジエーターやエフェクターのセッティングもかなり煮詰められている印象。即戦力のプリセット揃いなので、ツマミの細かいコントロールの方法がわからなくても、何となく雰囲気が合うサウンドを見つけられるでしょう。

特に手を加えなくても充分使えるハイレベルなプリセット揃いです

(次ページでは、「細かな音づくりにせまる」)

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