トマト20キロ、台所ですくすく 北欧デザインのLED水耕栽培キット=Plantui Plantation:クラウドファンディング「IndieGoGo」
2014年11月27日 07時00分更新
キュウリ15キロが約3ヵ月、トウガラシ10キロが約5ヵ月で収穫できる 画像:IndieGoGo
フィンランドのスタートアップ・プラントゥイ(Plantui)が、LED水耕栽培キット「Plantui」シリーズ新製品「Plantui Plantation」を開発中だ。キュウリやトウガラシのような背の高い野菜も栽培できる。開発資金をクラウドファンディングのIndieGoGoで募集しており、現在の総出資額は1万ドル未満。目標金額は50万ドルだ。
一般的な水耕栽培キット同様、土壌や追加の化学肥料は使わない。光源調整も自動化できるので手間いらずだ。専用の野菜カプセルをセットするだけで、あとは機械にまかせれば、収穫したい時期に合わせて野菜を栽培してくれる。常時オンでも年間消費電力量は120kWhに抑えられるという。
シリーズ初代の「Plantui Smart Garden」に比べ、サイズが大きくなったのが特徴。
新製品の本体サイズは初代の直径29センチメートルに対して直径45センチメートル。栽培できる植物は同じく初代の最大70センチに対して200センチと伸びた。キュウリ15キロが約3ヵ月、トウガラシ10キロが約5ヵ月、トマト20キロが約4ヵ月で収穫できるという。装置の高さは生育状態に合わせて自動的に変化する。
台所でもぎたてのトマトが食べられるという魅力もさることながら、フィンランドデザインのインテリアとしても価値がありそうだ(やや国民的アニメを思い起こさせるシルエットでもある)。新製品の発送は早くて来年7月で、価格は250ドル(約2.9万円)になる見込み。なおシリーズ初代は現在ほぼ同額で発売中。
お詫びと訂正:掲載時、年間消費電力量の記載に誤りがありました。お詫びして訂正します。(11月27日)

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