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ただいま資金募集中!

iPhoneサイズのドローン、自律飛行で「はいチーズ」=Torquing Group「Zano」:クラウドファンディング「Kickstarter」

2014年11月29日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 不格好な棒のことは忘れて、UAS(Unmanned Aircraft Systems)に「自分撮り」を手伝ってもらおう。

 英ウェールズのメーカー、トルキング・グループ(Torquing Group)が、iPhoneサイズの小さなドローン「ザノ」(Zano)を開発中だ。クラウドファンディングのKickstarterで開発資金を募集しており、28日までの総出資額は目標12万5000ポンドに対し、約18万ポンド(約3300万円)と人気を集めている。

 iPhoneやAndroidスマートフォンの専用アプリを使い、スマートフォン本体を傾けるなどして操作する。500万画素のカメラを備え、一定の高度でホバリングさせておいて、スマホからタイマーを使ってシャッターを切れる。ご丁寧に顔認識機能も付いており、デモ映像ではザノが「パーティー撮り」をしている。

 ザノの本体サイズは6.5cm×6.5cm、重量は約55g。連続飛行時間は10~15分間程度で、最高時速は約40キロ(25マイル)。赤外線やGPSなどセンサーを搭載し、利用者を追尾できる。障害物回避機能も備えている。

 同社は1990年代に加速度計メーカーとして設立されたが、2010年から複数の自律型ドローンを組み合わせた航空宇宙・軍産用ソリューションの開発を続けている。なおザノを入手するには139ユーロ(約2万円)の出資が必要。発送開始は来年6月を予定している。


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