ナデラCEOのメッセージ、
マイクロソフトが目指す方向性
今回のアジアツアーを通じて、ナデラCEOが語りたかったのは、こうした具体的な製品についてではなく、マイクロソフトが目指す方向性であった。
それは、「モバイルファースト、クラウドファースト」であり、「デジタルライフ、デジタルワーク」「プロダクティビティリューションとプラットフォームの会社」であるということだった。
振り返ってみれば、今回のアジアツアーで、唯一の記者会見となった日本での「Office Premium」「Office365 Solo」についても、コンシューマ向けのOfficeが日本においていよいよ「モバイルファースト、クラウドファースト」の領域に入ってくるという点では、ナデラCEOのメッセージに通じるものであり、それが会見出席の理由であったといえるだろう。
マイクロソフトの姿勢を伝えるということにフォーカスし、そのメッセージ以外には言及しないというブレのなさが、今回の来日でみせたナデラCEOの信条といえるのかもしれない。
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