開発者向けイベント「de:code」にも
来日2日目となった10月2日は、午前中に、東京・品川の日本マイクロソフト本社を初めて訪れた。
1階エントランス前に、約500人の社員が集まり、約30分に渡り、ナデラCEOが挨拶。社員からの質問にも答えるという一幕もあった。
その後、日本マイクロソフト本社と同じビルにあるTHE GRAND HALLで開催されていた開発者向けイベント「de:code Special Edition 〜マイクロソフト本社のエグゼクティブが語るエンジニアの未来〜」に参加。ここでは、約300人の開発者の前で、日本マイクロソフトの伊藤かつら執行役 デベロッパーエクスペリエンス&エバンジェリズム統括本部長との掛け合いで、質疑応答を実施。自らも開発者出身であることを示しながら、幅広いテーマについて回答していた。
このイベントの出席を終えて、羽田空港に向かったナデラCEO。結局、品川本社は慌ただしい来日24時間だったといえよう。
この間、記者会見、業界関係者向けパーティー、社員向けの挨拶、開発者向けイベントへの出席を通じて、直接ナデラCEOの姿を見たのは約1400人にのぼることにった。
Windows 10
「私にとって最も重要なWindowsのリリースとなる」
今回の来日は、米国時間の9月30日(日本時間10月1日)に、米サンフランシスコで「Windows 10」が発表された当日でもあった。
そのため来日期間中、Windows 10に関して何かしらの発言があるのではないかとの期待感もあった。
ナデラCEOは、自らWindows 10について語ることはなかったが、開発者向けイベントで質問に答える形で「私にとっては最も重要なWindowsのリリースとなる。ユニバーサルアプリケーションに対応し、マウスとキーボードを使い、リッチな使い方が可能になる」と回答。それが対外的にはWindows 10に関する唯一の回答となった。
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