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3年ぶりの新機種、大きくグレードアップして登場

パイオニアが人気のN-50を3年ぶりに刷新「N-70A」と「N-50A」に

2014年10月09日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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XC-HM82とS-HM82-LRの組み合わせ。オーディオ機器らしさを演出するため、幅300mmを切り、高さも90mmに抑えた。ディスプレーと操作部分の間の何もないスペースなども配慮している。

ネットワーク対応一体型コンポにも新機種が登場

 なお、N-70A/N-50Aのプレス説明会では、10月2日に発表した一体型ネットワーク対応レシーバー「XC-HM82」シリーズも公開された。X-HM81の後継機種で、一体型コンポとしては同社フラッグシップモデルとなる。デザインが横長となり、よりHi-Fiオーディオ的な印象が強まったほか、2種類のスピーカー(S-HM82-LRとS-HM62-LR)も同時リリースしており、ユーザーの目的に合わせて選択できるようにしている。

フロント部分をシンプルに見せるため、操作部材は上部にまとめた。

 商品企画を担当した大石氏によると「(HM82シリーズは)音楽から離れてしまったユーザーがターゲットで、もう一度音楽にカムバックできる製品を目指している」という。3.5型のフルカラーディスプレーやワイヤレス接続、パイオニア製機器をコントロールできるスマホアプリ(Pioneer ControlApp)への対応など、ネットワーク再生プレーヤーとしての機能はN-70A/N-50Aに近いものとなっている。さらにBluetooth接続も可能で、AptXやAACなど高音質な伝送コーデックに対応する。

ベストチューニングをうたう「S-HM82-LR」(左)とコンパクトで落ち着きあるブラウンカラーの「S-HM62-LR」(右)。ともにハイレゾ対応。

コンパクトな筐体だが、デジタル回路とアナログ回路などをなるべく分離する設計思想は単品Hi-Fi機器から継承している。基板はCD部、ネットワーク部、レシーバ部に分かれている。

XC-HM82を構成する主要な基板。

 なお説明会では、パイオニアのホームAV事業とオンキヨーとの統合についてのコメントがあった。両社は10月末に基本合意に向けて交渉中。販売店や媒体社などから今後を心配する声も受けたが、「それぞれのブランドを今後も継続していくことに加え、パイオニアのDNAを引き継いだ製品企画も引き続き実施していく」とした。「現在企画中の商品に関しても継続する方向で来年以降導入していくほか、サービス体制も従来の体制を維持していく」という。

ハイレゾ≒広帯域再生に対するパイオニアの取り組み

 広帯域の再生はパイオニアの製品の歴史そのものであるという。パイオニアでは、N-70Aは3年前のN-50以来となる「待望のハイグレード機」であること、N-50Aは「差してすぐ使える、わかりやすさと利便性の高さ」、そしてXC-HM82は「大人のオーディオをアップグレードする」というコンセプトを中心に訴求していく。

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