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過酷な環境にも負けない! 14型ノート「Dell Latitude 14 Rugged Extreme」レビュー 第1回

米軍の調達規格「MIL-STD」を超えるテストを通った14型クラムシェル

米軍規格パスの「Dell Latitude 14 Rugged Extreme」はまさに最強ノートPC! (3/3)

2014年07月11日 11時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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バックライトが4色に! セキュリティも充実

 Dell Latitude 14 Rugged Extremeの特徴は、堅牢さやスペックだけではない。様々な状況下での利用を想定した機能を備えているのだ。

キーボードのバックライトは4色にカスタマイズ可能。状況により、使い分けが必要な場合に配慮している

Fnキー+Cキーで、白→赤→緑→青の順に変化

 キーボードにバックライトが付いていることはすでに述べたが、この機能はFnキー+F10ボタンで4段階の調節が可能だ。ただし、これだけで終わらないのがDell Latitude 14 Rugged Extremeの面白いところ。バックライトの色を白・赤・緑・青の4色にカスタマイズできるのである。

 Fnキー+Cキーを押すごとにライトの色が白→赤→緑→青に変更される。同社のゲーミングPC「ALIENWARE」シリーズでおなじみの色変更機能だが、このPCにわざわざ導入されたのにはちゃんと意味があるのだ。テレビや映画などで、軍隊の懐中電灯やライトが赤く光っていたりするのを見たことがないだろうか? 赤色の光を使うのはいくつかの根拠があるようだが、夜間にやむを得ない状況下で突然明かりを消した場合にも暗順応が損なわれづらいこと、遠距離から発見されづらいこと、などが理由として挙げられる。緊迫した状況下での利用をも想定した、このPCならではの配慮だと言えるだろう。

 Dell Latitude 14 Rugged Extremeは機密性の高い職種での利用も想定されているため、セキュリティー機能も充実している。アクセス認証にはスマートカードリーダーや指紋認証センサーを使用できるほか、「Dell Data Protection|Encryption」による外付メディアやクラウドデータの暗号化に対応し、「Dell Data Protection|Protected Workspace」により、リアルタイムにマルウェアをブロックする。また、TPM 1.29やDell ControlVaultセキュリティチップにより、OSやアプリケーションの改ざん検知、ドライブの暗号化なども可能だ。

SSDは本体右側面に

そのまま取り外し可能

 興味深いのが、SSDをいつでも取り外し可能な点だ。SSDは2.5インチのものが搭載されており、本体右側面の手前側に差し込まれている。軍利用の場合、隊員がそれぞれ自分のSSDを使用しており、頻繁に入れ換えて使うような場面が想定されるのだという。また戦闘などに巻き込まれたときは、最悪の場合SSDだけを持ち出して避難することも可能だ。なお、内部のデータは暗号化されるため、万が一盗まれても簡単には流出しない。

次回はスペック確認と、実際に過酷な環境で使ってみる!

 ここまで基本的なスペックを確認してきたが、次回は各種ベンチマークテストを実施するとともに、Dell Latitude 14 Rugged Extremeが本当に過酷な状況に耐えられるのか、確認してみたいと思う。乞うご期待!

デル株式会社

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