スリムなボディと高速CPU&高性能グラフィックスが嬉しいデルの15型ノート 第2回
期待以上のバッテリー駆動時間を実現
画像や動画の編集に向いた高性能スリムノート「 Inspiron 15 5000」 (1/3)
2014年10月23日 09時00分更新
デルの「Inspiron 15 5000」は、スリムで洗練されたデザインのボディに高性能を凝縮したハイパフォーマンスノート。リーズナブルであるにもかかわらず、定番の画像編集ソフト最新版「Adobe Photoshop Elements 12」と動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 12」が付属しており、買ってきてすぐ本格的な画像・動画編集を始めることができる。前回は本体デザインや付属ソフトを紹介したが、今回はベンチマークなどを通して同機の実力を検証していこう。
主なスペック | |
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製品名 | Inspiron 15 5000 |
CPU | Core i7-4510U(2.0GHz) |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 1TB HDD |
光学ドライブ | - |
ディスプレー | 15.6型ワイド(1366×768ドット) |
通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI×1、LAN、ヘッドフォン/マイク端子、メディアカードスロット |
本体サイズ/重量 | 幅380×奥行き259×高さ21.8mm/重量約2.38kg |
バッテリー駆動時間 | 約7時間34分 |
OS | Windows 8.1(64ビット) |
ディスクリート・グラフィックスを搭載
今回試用した「Inspiron 15 5000」は、CPUに第4世代のIntel Core i7-4510U(2.0GHz/TB時最大3.1GHz)を採用したもの。モバイル向けのプロセッサーのため、デスクトップや据え置き型のノートに比べると性能面はやや不利だが、性能と消費電力のバランスは優れている。
グラフィックスはAMD Radeon HD R7 M265(2GB DDR3)を搭載している。チップセット内蔵のものに比べてパフォーマンス的に有利なディスクリート・グラフィックスなので、画像や映像処理には威力を発揮してくれるはずだ。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して本機の性能を測ってみることにした。まず、Windows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」(従来のWindowsエクスペリエンスインデックスに相当)では、次のような結果になった。
WinSAT.exeの結果 | |
---|---|
基本スコア | 5.4 |
プロセッサ | 7.4 |
メモリ | 7.5 |
グラフィックス | 5.8 |
ゲーム用グラフィックス | 5.4 |
プライマリディスク | 5.9 |
結果を見て分かるように、「グラフィックス」が5.8、「ゲーム用グラフィックス」が5.4というスコアで、チップセット内蔵のグラフィックスに比べれば良好な数値。本機が搭載するAMD Radeon HD R7 M265はモバイル向けのグラフィックスなので、デスクトップ向けのグラフィックスに比べればそれほど高い数値というわけではないが、日常的な作業には十分だ。
続いて3DMARKでは、「FIRE STRIKE」が912、「SKY DIVER」が1815、「CLOUD GATE」が4437、「ICE STORM」が32912となった。
このほか、「モンスターハンター フロンティア ベンチマーク 大討伐」では、1280×720ドット、フルスクリーンの設定でスコアが3321となった。また、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」では、1280×720ドット、フルスクリーン、標準品質の設定で、スコアが5293、評価が「快適」となり、最高品質の場合はそれぞれ4027と「普通」だった。
「FINAL FANTASY XIV:A Realm Reboneベンチマーク キャラクター編」では、1280×720ドット、フルスクリーン、高品質(ノートPC)の設定でスコアが2982、評価が「やや快適」となった。また、最高品質の場合はスコアが2488、評価が「普通」だった。最新ゲームをバリバリ楽しみたい向きには少し物足りない結果だが、普段使いで不満を感じることはあまりないだろう。チップセット内蔵のグラフィックスに比べるといずれも少し高めの結果になっているので、画像や映像の編集に関しては十分快適に行なえるはずだ。
なお、本機はストレージに1TBのSATA HDD(5400回転)を採用している。そこで「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。SSDに比べると決して高速とはいえないものの、その分容量に余裕があるのは大きな魅力だ。
(次ページ、「期待以上のバッテリー駆動時間を実現」へ続く)
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