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過酷な環境にも負けない! 14型ノート「Dell Latitude 14 Rugged Extreme」レビュー 第2回

編集部で実際に耐久テストを敢行した

最強ノート「Dell Latitude 14 Rugged Extreme」は水がかかっても大丈夫! (1/2)

2014年08月09日 10時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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雨の中、耐久テストに挑戦! 果たして結果は!?

 米軍の調達規格「MIL-STD」に準拠したデルの14型ノート「Dell Latitude 14 Rugged Extreme」は、軍隊や工業、救急救命の場など、過酷な環境での利用を想定したクラムシェルPCだ。

 前回はその迫力ある外観や簡単なスペック、機能などを確認した。今回は各種ベンチマークソフトを使用してパフォーマンス面に注目するとともに、実際に過酷な環境で利用してみた結果を紹介しよう。

試用機の主なスペック
製品名 Dell Latitude 14 Rugged Extreme
直販価格 42万9546円
CPU Core i5-4300U(1.9GHz/最大2.9GHz)
メインメモリー 16GB
ディスプレー(最大解像度) 14.0型ワイド(1366×768ドット)、抵抗膜式タッチスクリーン
グラフィックス機能 インテル HD グラフィックス 4400(CPU内蔵)
ストレージ 256GB SSD
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 IEEE 802.11ac/a/b/g/n、1000BASE-T
主なインターフェース USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、シリアルポート(RS-232)×2、アナログRGB端子、HDMI端子、有線LAN端子×2、Bluetooth 4.0、指紋認証センサー
カードスロット メモリーカードスロット、PCカードスロット
テレビ機能
サウンド機能 ステレオスピーカー、内蔵型ノイズリダクションアレイマイク、ステレオヘッドフォン/マイクコンボジャック
本体サイズ/重量 約幅356×奥行247×高さ52mm/約3.81kg
オフィスソフト なし
OS Windows 8.1 Pro Update(64ビット)

ベンチマークの結果は上々、フルスペックならもっとイケる

 まずは、「Windows エクスペリエンス インデックス(Windowsシステム評価ツール)」の結果だ。現在Windows エクスペリエンス インデックスはコマンドライン(winsat.exe)でしか実行できなくなっているが、ここでは結果をGUIで表示する「WIN SCORE SHARE」を使用した。内部的にはwinsat.exeを実行しているため、スコアはWindows エクスペリエンス インデックスの値そのものだ。

WIN SCORE SHAREのスコア。SSDを搭載しており、ストレージ性能がもっとも高い値をマーク

 結果は、CPUが「7.4」、メモリーが「7.5」、ストレージ性能を表すプライマリディスクが「8.2」と高めの数値を出したが、デスクトップの描画能力を表すグラフィックスは「5.7」、ゲーム用グラフィックスは「5.6」と平均的な結果となった。描画性能を表す2つの数値が伸び悩んでいるのは、内蔵GPUを使用していることを考えれば妥当な結果だ。このままでも日常的な用途での使用ならば問題ないが、より高いスペックを求める場合、CPUにCore i7を選択したり、オプションでGPUを「GeForce GT720M」に変更できる。筆者としてはぜひフルスペックでの利用をオススメしたい。

PCMark 8のスコアはなかなか良好

 PCの総合性能を計測する「PCMark 8」(Home accelerated)の数値は「2630」と平均よりやや高い値をマークした。Futuremark製のベンチマークソフトはストレージ性能がスコアに影響しやすく、その特性が如実に表れた結果と言えるだろう。

3DMarkは内蔵GPUとしては妥当な結果

 グラフィックス性能の計測に特化したベンチマークソフト「3DMark」では、ICE STORM 1.2が「47875」、CLOUD GATE 1.1が「4693」、SKY DIVERが「2667」、FIRE STRIKE 1.1が「648」という結果だ。ICE STORMはタブレットなどでも動作するほど負荷が低いためまったく問題ない。CLOUD GATEは所々カクつくもののほぼスムーズに動き、SKY DIVERから動作がやや厳しくなる印象を受けた。FIRE STRIKEはDirectX 11を想定したハイエンドゲーミングPC向けのテストなので、スコアが低いのも当然だろう。

CrystalDiskMarkの結果。SSDだけあって性能は優秀

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードおよびライトでそれぞれ400MB/秒前後とSSDらしい高スコアが出た。ランダムアクセス速度も高速で、ライトも非常に速いため、ストレージ性能が原因でストレスを感じることはまずないだろう。


(次ページ、「本当に思いっきり水をかけてもRugged Extremeは壊れないのか」に続く)

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