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完成間近! 革の縫い方と仕上げを紹介

2時間で作れて質感もいい本革製Xperia Z Ultraケース

2014年07月07日 11時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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自作の本革Xperia Z Ultraケース。前編ではここまですすめました

 ソニーの6.4型Androidタブレット「Xperia Z Ultra」のために自作している本革製ケース。前回では、革を裁断し、縫い代に穴を空けるところまですすめた。いよいよ縫製の工程に入る。革の縫い方は、布と少し違う。針を2本使い、交差させていくように縫うのだ。まず糸の両側に針をつけた状態で通し、左右を同じ長さに調整しよう。

革の縫製には針を2本使う! 根気よく縫い進めていこう

革を縫うときは、針は2本使う。糸はロウ引きしてある革専用のもの。1巻き250円程度で購入できる

まずはこのように端の穴に糸を通す

 片方の針を穴に通したら、もう片側を反対側から通す、というのをひたすら繰り返していくのが革の縫い方だ。

 1穴縫うごとにぐっと力を入れて引っ張り、縫い目をしっかりと革に食い込ませるのが綺麗に、かつ丈夫に仕上げるポイント。本当は縫い始めで「返し縫い」をすると強度が高まるが、ここでは「簡単につくる」をテーマとしているので省略する。時間に余裕があれば、返し縫いをしておくといいと思う。

 慣れないと初めは時間がかかるかもしれないが、慣れてしまえば単純な作業の繰り返し。リズムよく、根気よくどんどん縫っていこう。

針を通したら……

反対側から同じ穴に通す。これを繰り返していく

どんどん縫いすすめていこう。地道で地味な作業になるので、テレビを見ながらやってみた

 縫っていると、菱目打ちの段階で真っすぐに穴を空けておくことが、縫いやすさと綺麗な仕上がりにつながることが分かるはず。地道な作業になるので、テレビを見ながら作業してしまった。2辺縫い終わったら、端を短く切って、ライターであぶっておく。ここでも、更に丈夫に作りたい場合は、きちんと返し縫いをした上でライターであぶる。

2辺縫い終えたら、余った糸の端を短く切り、ライターであぶる。布でいう「玉止め」だ

(次ページ「完成間近! いよいよ仕上げだ!」に続く)

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