まもなく試験放送スタート!!　あなたの知らない4Kの世界 第3回

7～8万円で買えるレノボ＆デルの4KディスプレーをAV的に試す！

6万円台で買える最安の4Kディスプレー
デル「P2815Q」

デル「P2815Q」

　デルの4Kディスプレー「P2815Q」は、直販価格で6万9979円と7万円を切る価格。税込かつ配送料込みで、3年保証と24時間の電話サポート付きだ。

　輝度は300cd/m²で応答速度は5ms。パネル性能としてはレノボとほぼ同等だ。ただし、4K入力は4K/30pまでとなっており、リフレッシュレート60Hzの表示ができないので、動画コンテンツやゲーム用ディスプレーとして考えるなら少々不利だ。

背面端子部。左に電源端子があり、音声出力、DisplayPort、miniDisplayPort、HDMI、USBハブが並ぶ

　入力端子はDisplayPort、miniDisplayPort、HDMI（MHL対応）が各1系統ずつとなる。このほか、ディジーチェーン用のDisplayPort出力とUSB3.0×3のハブ機能を備えている。

　スタンド部分はスライド機構を備えており、高さ調整が可能。スイーベル／チルト機構も備えるし、90度回転させるピボット機構も持っている。

画質の傾向はレノボの4Kディスプレーと同じ

ビル街を撮った映像では、精細感については十分に優秀な実力を発揮。高精細でビルの壁面の質感なども緻密だ

花の映像は濃いめの色ほど薄味になる傾向。明るく見やすいが、ちょっと力不足の映像に感じられる

　こちらでも撮影した4K/30p映像を再生してみたが、表示そのものはまったく問題なし。4Kらしい精細さもしっかりと再現された。

　画面輝度はスペック上では300cd/m²と、レノボの4Kディスプレーをやや上回るようだが、大きな違いはない。というか、おそらく同じTN液晶パネルを採用しているようで、画質的にもかなり似通ったものとなる。

　花を撮影した動画で色が浅くなり、やや非力な印象になる点も同じだし、視野角がやや狭い点も同様だ。

こちらも画面が90度回転できるピボット機構を搭載

次ページへ続く、「4Kディスプレー安さの裏側」