(C)SEGA
3月19日から期間限定で、無料で新規スタートできるセガの「THE WORLD of THREE KINGDOMS」。自身が一武将となり、三国志に登場する武将と共に合戦しながら名声を高めていくアーケードゲームだ。最近耳にする機会も増え、ゲーム好きはもちろんのこと、三国志好きの編集部員も興味津々のようす。そこで急遽、ASCII.jp内で座談会を開催。THE WORLD of THREE KINGDOMSと三国志についてゆるく語り合った。
もっとやりたい、遊びたいと思わせるのが「スリキン」
小嶋 今回は、「三国志」を題材にしたセガのアーケードゲーム「THE WORLD of THREE KINGDOMS」、通称「スリキン」についての座談会です。そもそも皆さん、三国志についてはどれぐらい知っているんですか? 僕は小説と漫画を大体読んだはずなんですが、細部はあやふやなところも……という感じです。
末岡 俺はもう、自他ともに認める……と言うのはちょっと恥ずかしいけど、でも三国志は大好き。三国志と名のつくゲームもほぼ全てやったよ。
太田 自分も三国志は好きですし、アクションからシミュレーションまで、ゲームは一通りやっています。
貝塚 自分は全然知らなくて……。友達がゲームをやっているのを、一緒にちょっと遊んだぐらい。呂布っていう人が強いっていうのは知ってます。あと、関羽も聞いたことがあるかな……。
末岡 そうなんだ。馬元義とかは知らない?
貝塚 ばげんぎ……知らないです。
末岡 じゃあ、兀突骨は?
貝塚 ご、ごつとつ……? 名前なんですか、それ?
太田 マニアックすぎるでしょう。名前の響きで覚えやすい兀突骨はまだしも、馬元義はそうそう出てこない。
小嶋 兀突骨も南蛮の武将だしなあ。そもそも貝塚さんは、正史と『演義』の区別もわからないはずですよ。
貝塚 えっ、三国志は2つあるんですか?
末岡 そもそも『三国志』と『三国志演義』は違うわけよ。『三国志』は歴史家の陳寿って人が記した史書。「正史」ともいうね。一方、『三国志演義』は、明の時代に羅貫中という人が書いた白話小説なんだ。もちろん『三国志』を基にしているんだけど、説話本や雑劇から取り込まれたエピソードや、作者自身による創作が含まれている。
貝塚 な、なるほど……。
小嶋 さて、いよいよ「スリキン」の話にいきましょうか。
末岡 この座談会をやる前に太田くんとプレイしてきたんだけど、実際やってみると、思った以上にのめり込んじゃった。自分が三国志好きであることを差し引いても、もっとやりたい、遊びたいと思わせてくれた内容だったね。
太田 「リアルタイムシミュレーション」って感じですね。シミュレーション要素もありつつ、リアルタイムで戦況が変わっていく戦闘の緊張感もありつつで、なかなか楽しめました。
小嶋 おっ、なかなかいい感想が返ってきましたね。三国志のゲームというと、自分が君主になって武将たちを操ったり、はたまた実在の武将になって敵を倒していったり、というものが多いですが、これはどちらなんですか?
末岡 いや、スリキンはどちらでもないね。自身が一武将になって、三国志の時代に参戦するって感じ。傭兵みたいに、あちこちでやっている合戦に参加していく。
太田 最初に自分の分身を作って、他の武将と交流したりして兵士を率いて戦うんです。だから、初プレイの前に名前を考えておいた方がいいですよ。
小嶋 名前だけじゃなくて、容姿や声も決められるそうですね。
貝塚 自分が武将になれるんですね。それは楽しいかも。
末岡 自分が三国志の世界に入って、名を上げていく楽しみがあるよね。「紀霊と一緒に戦えるぜ!」「曹豹と同じ戦場に出られるぜ!」みたいなさ。
太田 末岡さんは、例で出す武将がいちいち地味ですね! 曹豹なんてオチ担当じゃないですか!
ASCII.jpの最新情報を購読しよう