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モバイル用途も視野に入る「ThinkPad T440s」をチェックする

2014年01月13日 15時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 新世代モデルへの移行が進むレノボのThinkPad。Tシリーズには、プレミアム向けモデルの「T440p」「T540p」も登場しているが、今回はモバイルでの利用が視野に入る「ThinkPad T440s」について見ていく。

Windows 7が選択できるなど
発表時よりBTOメニューは豊富になっている

 ThinkPad T440sは、仕様によってはUltrabookの扱いにもなる薄型マシンで(厚さ20.65mm)、光学ドライブは内蔵できない。そのぶん14型モデルでありながら、約1.59kg(マルチタッチ非対応の標準仕様時)と比較的軽量で、底面積のサイズ(約331×226×20.65mm)に我慢ができれば、普段から持ち運ぶことはさほど苦にはならないはず。

海外ではスタンダードなモバイル機と言える、ThinkPad Tシリーズのスリムモデル「ThinkPad T440s」

 今回レビューした機材のスペックについては、本ページ下の表に詳しく掲載しているが、10点タッチ対応(約200g増加)でフルHD解像度(1920×1080ドット)を持つ14型IPS液晶に加えて、通常時の動作クロックが1.6GHzのCore i5 4200U、12GBメモリー、128GBのSSDを搭載した比較的高性能なモデルとなる。

 ThinkPadの場合は、BTOでの購入を検討している人も多いはず。そこで直販サイトで選択可能なメニューを見ていこう。発表当初からはメニューが増えている。

Windows 7や外付けGPUなどのBTOメニューが発表当初から追加されている

 まずCPUはテスト機のCore i5-4200Uに加えて、Core i5-4300UやCore i7 4600Uも用意されている。ディスプレーは1600×900ドットもしくはフルHDかを選択可能。後者はIPS液晶で、さらにタッチ対応も選択できる。つまり、選択肢は3つである。

 グラフィックスは発表当初はCPU内蔵タイプのみだったが、その後に「Geforce GT 730M」のオプションが追加された。メモリーは初期状態は4GBがオンボードで、4GBまたは8GBのDDR3L対応SO-DIMMを1枚追加可能。本体内には2.5インチタイプのストレージが搭載している(7mm/9mmどちらにも対応可能なようだ)。

 バッテリーは取り外し不可能な3セルタイプが筐体内にあり、さらにリアに取り付ける外付けバッテリーとして、3セルか6セルかを選択できる(動作中の交換も可)。テスト機には3セルが付属してきてため、背面が平らになるが、6セルの場合は出っ張りが発生するとのこと。無線LANは、IEEE802.11ac対応の「Intel Dual Band Wireless-AC 7260」も選択できる。このほかにも指紋センサー、英語キーボード、キーボードバックライト、カメラなどのメニューがある。

 なお、OSについても当初はWindows 8のみだったが、その後にWindows 7プリインストールモデルも追加された。

内蔵3セルに、背面が平らな外付け3セルを搭載したところ。この標準構成で約10.4時間の動作が可能とのこと

X240などと同じく、新世代のThinkPadからは背面のロゴの向きがこれまでと反対に

コンパクトな45WのACアダプターが標準では用意されている

ThinkPad T440s(20AJ0022JP)の主な仕様
CPU Core i5-4200U(1.6GHz)
メモリー 12GB
グラフィックス CPU内蔵
ディスプレー 14型ワイドIPS液晶(10点タッチ対応) 1920×1080ドット
ストレージ SSD 128GB
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0
インターフェース USB 3.0×2、Powered USB 3.0×1、mini DisplayPort、D-sub15ピン、メディアカード・リーダーなど
サイズ 幅331×奥行き226×高さ20.65mm
質量 約1.7kg(実測値)
OS Windows 8 Pro

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