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ThinkCentre10周年、オプションにも注力

四半期で世界シェアトップのレノボ、PC+戦略を強調

2013年07月23日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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めでたいとばかりに扇子を振る、レノボ・ジャパンでThinkCentre、ThinkVisionを担当している大谷 光義氏

ThinkCentreが10周年、PC以外の価値も追求

 レノボのデスクトップ“ThinkCentre”は今年10周年を迎えたのだそうだ。

 IBM時代に幅がテニスボール4個分しかない小型モデルとして登場した“ThinkCentre S50 ultra small”(関連記事)だが、それが昨年ゴルフボール4個分の“ThinkCentre Tiny”(関連記事)となった。

 小型であるのはもちろんだが、設置方法の自由度が高く、省電力であるという点が市場に受け入れられ、通常「9~10ヵ月程度と立ち上がりに時間がかかるデスクトップ製品の中で、同社史上最速の立ち上がり」になったという。

 2011年の震災以降、オフィスの統合が進むなどして、省スペース化の要望が高まってきているという事情もある。Tinyは通常の10倍の検証機を用意したが、その数が足りなくなるほどの引き合いがあったそうだ。レノボの営業担当者は、キャリーケースにTinyを入れて持ち運んでいる。そのキットは全世界で700~800セットほどつくり、日本では100セットほどを使っている。

キャリーケースに入れてデモ機材を持ち運ぶなど地道な成果が身を結んだ

 実際にマーケティングを進めている中で、新しい用途も出てきた。例えば組み込みで制御用に使うといったものだ。MILスペックを取得したり、騒音には目をつぶっていいから、劣悪な環境でも安定して本体を冷却できるよう“FULL SPEED MODE”という高出力なファンモードを用意するといった改善が加えられた。

 また、ディスプレーの背後や壁面設置するなど、本体に手が届きにくい場所でも電源が簡単にオンできるように、USBキーボードのAlt+Pで電源投入ができるようにする仕組みも入れている。前面には電源を投入しない状況でも給電が可能なUSBポートも持つ。

ディスプレーの背面に設置できるなど省スペース性が売りとなるThinkCentre Tiny
フロントに電源オフでも給電できるUSBポート、背面にUSBキーボードのAlt+Pで電源をオンできる専用のUSB端子(キーボードのアイコンがある)などを用意している

 モニター対応の幅を広げたり、専用の短いケーブル、あるいはディスプレーアームなどオプション面での充実も進めた。

 従来機は4割が光学ドライブなしを選び、6割が光学ドライブやほかのHDDなどを選択しているというが、スペック面では、SSDの高速性とHDDの大容量のいいとこ取りをしたSSHDを搭載するなど、高パフォーマンスを狙っている。

用途の広がり離れた場所からでも簡単に電源を投入できる
ポート構成の自由度は高い。モニターに背負う使い方もオプションの拡充で広がった
短いケーブルも用意している性能改善について、SSHDの効果が感じられる
Tinyを収納した状態でディスプレーをマウントできるアームも用意。価格も安価に抑えている

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