このページの本文へ

え~ぶい! 第3回

Studio Aでいろいろな音の違いを試した

試練か至福か!? ラブライブ!で俺たちの耳力を判定

2013年12月05日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 さて、ここまでは音源の違いを中心に体験してきたわけだが、Studio Aはオーディオアクセサリーメーカーのアコースティックリバイブ(アコリバ)が運営している点にも注目。質の高いケーブルを始めとした、こだわった環境で試聴できる。

 後半では、ケーブルの違いで音にどんな変化が出るのか? という点に注目して、テストを続けていこう。

テーマ2/ケーブルの違いは、音にどのぐらいの影響を与えるの?

 まずはUSBケーブルを変更したらどうなるか。メンバー全員が分かりやすく感じたということで、Snow halationを使い、最初に普通のUSBケーブル、後にアコリバ製のUSBケーブルをかけてみた。自信あるなしは人それぞれだが……。

USBケーブルを変えたらどうなるか?
テスター 千駄木 オカモト ニシマキ 荒井
違い ×
自信 なし あり なし あり
コメント え~、ニコ分かんない! ちょっとデカい? みたいな。 差し替えると、ボーカルが前に押し出されてくる印象。個人的には後(アコリバ製USBケーブル)のほうが好みだが、良し悪しは聴く人の判断に委ねたい。 気持ち、後(アコリバ製ケーブル)のほうが出音が派手に感じたが……。 音のつながり感に違いが出る。2回目のほうがそれぞれのボーカルがきれいに浮き立っている。

 筆者も後ろで聴いていて、最初にかけた一般的なUSBケーブルに比べて、後からかけたアコリバ製USBケーブルのほうが低域などの膨張感が減り、ベースラインを始めとした個々の音がより明瞭になっているような印象を持った。一般的なUSBケーブルのほうが量感は感じるのだが、少し音の分離が曖昧な感じだ。

 人によって表現が異なるが、音の大きさの違いや伴奏部分が引き締まることでよりボーカルが前に出てくるといった印象を持つことにつながったらしい。

これがアコリバの音響改善アクセサリーだ!

USB-1.0SPS(価格4万3000円)
信号用ラインと電源用ラインを完全に分離し、干渉の排除を試みたUSBケーブル。アルミ削りだしで制振性を追求したプラグは高級感抜群。シールド率100%の銅箔シールド、PCOCC-A単線導体なども使用。写真のSPSではPCに接続するポートも2つに分ける徹底振りだ。


LAN-1.0PA(価格1万8000円)
LANケーブル。線材には導通性の高いPCOCC-A単線導体を使用。非誘電率に優れたフッ素系樹脂素材の絶縁体、銅箔シールドなどを使用。端子部分は金メッキし、トルマリン含浸樹脂でモールドすることで静電気を除去できるという。


RLI-1(価格1万8000円)
LANアイソレーターは、音質劣化の原因になる、外来ノイズやハブやネットワーク機器そのものが発する高周波ノイズをカットする秘密道具。またLAN-1.0PAと同じPT絶縁のPCOCC-A単線導体、銅箔シールドやトルマリン含浸モールドを採用している。


RLT-1(価格:1万8000円)
LANターミネーターは、ハブやネットワーク機器の空き端子に差し込むことでノイズの飛込みなどを抑えられるという触れ込み。ノイズ除去や制振効果により、歪み低減やS/N比の向上といった効果が得られるという。

 ここまではケーブルを変えたと示した上でのテストだが、以降はやり方をさらに少し変えてみることにする。Studio Aに導入されているLANケーブル、LANアイソレーターなどを使い、パソコン用のアクセサリーとして売られているごく一般的な製品と比較してみたらどうなるのかを検討してみる。

 試聴方法は下記のとおり。ケーブルの変更に関してはいろいろな意見があると思うが、厳密なテストというよりは率直な感想を集めてまとめたいというのが主旨。どの演奏でどのケーブルが使われているかを当てたり、どちらに優劣があるかを見ていくというよりは、ケーブルの変更で音の違いそのものを感じられるのかについての感想を聞く。そのために「変えない」という環境も混ぜてみた。

テスト方法

  • 1曲あたり合計3回演奏
  • どのケーブルを使ったかはメンバーには伝えない
  • 3回の演奏では前後にケーブルを変える場合もあるし、変えない場合もある

 曲はサウンドトラック(ラストエグザイル-銀翼のファム- O.S.TからOriginal Sin)に変更。まずはNASとプレーヤーをつなぐLANケーブルだけを変えてみる。3回の演奏のうち、1回目は一般的なLANケーブル、2回目と3回目はアコリバ製のLANケーブルを使用している。

LANケーブルを変えてみた!
テスター 千駄木 オカモト ニシマキ 荒井
違い × ×
自信 なし なし なし なし
コメント 1回目と2回目で少し変わった。余韻とかきれいな感じ。だって可能性感じたんだ。 う~ん分からない。2回目だけ少し違ったかも。 3回ともまったく同じ音がなっているような気が……。でも強いて言うなら1回目と2回目は同じで、3回目だけ違うのかな。 ホルンの音は3回目がよかった気がする。2回目の音は単調に聞こえる。ただ多くの音が聞き取れたのは3回目。

 試聴したメンバーのトーンは控えめで、少し判断がつきにくいという声が多かった。ソースやテスト方法の変更に慣れていないという面もあったかもしれないが、差を感じる人もいれば、そうでもないという人もいるようだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中