ずらりと並んだ16個のスピーカーが“音のビーム”を室内に放射してサラウンド環境を作り出すデジタル・サウンド・プロジェクター YSPシリーズの最新モデル「YSP-2500」。今回は、TVアニメとしては異例の5.1ch音声が収録されたBD版『シドニアの騎士』を視聴しながら、その音質と使い勝手を検証。テレビの前にスピーカーを置くだけで本格的な5.1chが堪能できる手軽さは正義だ!
「狭い部屋でもサラウンド環境をあきらめたくない!」
そんな都合のいい話あるの?
ある日、生粋のラブライバーにして音楽をこよなく愛する編集者Aがオーディオビジュアル機器を担当する編集者Bの元を訪れた。
どうやら、都心に引っ越したのはよいが部屋が狭いため、せっかくの5.1chサラウンド環境を断念せざるを得なくなったらしい。
編集者A 「せっかくの新居だというのに! 『シドニアの騎士』が5.1chで鳴らせないんですよ! これは人類の存亡の危機です!」
編集者B 「あー、わかる。『シドニアの騎士』のBDを買って、5.1ch再生ができないというのは、カビザシなしで奇居子に特攻するようなものだからね」
編集者A 「でしょでしょ! 2.0ch音声でもTV放映時は熱狂したはずなのに、一度5.1chを体験してしまうと、なにもかもが物足りなくって……」
編集者B 「引っ越す前はスピーカーは小さいながらも5.1chシステムを使っていたじゃないですか。それを新居でも使えばいいのでは?」
編集者A 「新居はシドニアの居住区や訓練士の寮並みに狭いので、テレビ周辺はともかく、リアスピーカーを置くスペースがないのです……」
編集者B 「まあAに限らず、自宅に5.1chシステムを置ける場所がないというのは、多くの人に共通する悩みだねえ」
編集者A 「それでいろいろと調べてみたところ、近頃はサウンドバーとかいう、テレビの前に置くだけで5.1chサラウンドが可能な機器があるらしいじゃないですか! その辺詳しく教えてくださいよ」
いわゆるサウンドバーと呼ばれるスピーカーは、薄型テレビの前に置く平たい棒状のスピーカーと、別体のサブウーファーで構成されるオーディオシステム。
多くの場合、バーチャルサラウンド技術を盛り込み5.1chサラウンドも楽しめる機能が盛り込まれている。機器の置き場所はテレビ周辺のスペースだけで済むし、最も邪魔になりやすい後方のスピーカーが不要なので設置が容易とあって、今人気なのだ。
さらに、薄型テレビ単体では音質的に満足いかないという人が手軽にグレードアップできる点でもサウンドバーは注目を集めている。
編集者B 「サウンドバーなら色んなメーカーから製品が登場しているよ。ただ、ほんの数ヵ月前まで本格的な5.1chサラウンドを楽しんでいたAには、バーチャルサラウンドでは物足りないかも。ならば、新モデルになって間もないヤマハのYSP-2500を試してみたらどうだろう」
編集者A 「それは普通のサウンドバーとは違うんですか?」
BD『シドニアの騎士』1~6巻 好評発売中!
■作品紹介
対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。
それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。最下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長道が、祖父の死を期に街へ出る。長道は人型巨大装甲・衛人の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れあっていく。
長道が初めて異性を意識する少女――星白閑
長道の初めての友人となった男でも女でもない人間――科戸瀬イザナ
長道の活躍に苛立ちを覚える少年――岐神海苔夫
様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。
しかし長道たちの前に突如、奇居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?
人類の存亡をかけた戦いが今、始まる――。
■BD情報(一巻)
品番:KIXA-90429 価格:7800円(税込) [収録時間]本編50分+映像特典 [仕様]カラー/16:9/片面2層/AVC/1080P High-Def [音声]1.日本語(リニアPCM/ステレオ) 2.日本語(ドルビーTrueHD/5.1chサラウンド) 3.日本語(コメンタリー/リニアPCM/ステレオ) [字幕]なし [収録話数]第1話~第2話
■BD特典情報(一巻)
[映像特典]新アングル版特別映像+オープニング白素材(ノンクレジットオープニング)+エンディング白素材(ノンクレジットエンディング) [封入特典]原作者・弐瓶勉描き下ろし20Pコミックス「シドニアの騎士 前日譚 第四次奇居子防衛戦」、見開きブックレット [商品仕様]デジパック/スリーブケース付き [音声特典]オーディオコメンタリー(監督:静野孔文/谷風長道役:逢坂良太/司会:吉田尚記アナウンサー)