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最新パーツ性能チェック 第148回

Ivy Bridge-E最上位の「Core i7-4960X」はどれだけExtremeか?

2013年09月05日 17時30分更新

文● 藤田 忠

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 2011年11月に登場したLGA 2011プラットフォーム向けのCPUが、ようやく第3世代Core iプロセッサーの「Ivy Bridge」がベースとなる「Ivy Bridge-E」に刷新。従来の「Sandy Bridge-E」と同様に、6コア/12スレッドモデル2種、4コア/8スレッドモデル1種が、近日店頭に並ぶ予定になっている。

ハイエンドプラットフォームのLGA 2011。6コア/12スレッドや、豊富なPCI Express 3.0(Sandy Bridge-EはGen2.0)のレーン数などが魅力

 そんな「Ivy Bridge-E」の最上位モデルとなる「Core i7-4960X Extreme Edition」(以下:Core i7-4960X)を借り受けられたので、定番ベンチマークソフトでそのパフォーマンスをみてみよう。

約1年半ぶりの刷新で
ようやく製造プロセスが22nmに

 「Sandy Bridge-E」から約1年半かけて世代交代し、ようやく製造プロセスが22nmになった「Ivy Bridge-E」だが、残念ながら劇的なクロック向上などはしておらず、TDPも130Wと「Sandy Bridge-E」世代の3000番台とほぼ同じだ。一応「Core i7-4960X」と同じ最大4GHzで動作する「Core i7-3970X」からは、20Wダウンしているので、製造プロセス22nmの恩恵はあるが、大きくはない。

各CPUの比較表
  Core i7-4960X Core i7-4930K Core i7-4820K Core i7-3970X
開発コード Ivy Bridge-E Ivy Bridge-E Ivy Bridge-E Sandy Bridge-E
製造プロセス 22nm 22nm 22nm 32nm
CPUコア数 6 6 4 6
スレッド数 12 12 8 12
動作クロック 3.6GHz 3.4GHz 3.7GHz 3.5GHz
ターボブースト最大 4GHz 3.9GHz 3.9GHz 4GHz
3次キャッシュ容量 15MB 12MB 10MB 15MB
対応メモリー DDR3 1866MHz DDR3 1866MHz DDR3 1866MHz DDR3 1600MHz
TDP 130W 130W 130W 150W

 ただ、PCI Express 3.0に準拠していたものの、正式サポートはPCI Express 2.0までだった「Sandy Bridge-E」と違い、「Ivy Bridge-E」は40レーンのPCI Express 3.0をサポート。さらにクアッドコアチャンネルのメモリコントローラーがDDR3-1866に対応するなど、細かいところで進歩はしている。

Ivy Bridge-Eのダイイメージ。フルスペックは6基のCPUコアと15MBの共有3次キャッシュを搭載する

Ivy Bridge-EとIntel X79 Expressのブロックダイアグラム。マルチGPU構築時にうれしいPCI Express x16×2やx8×3動作をサポート

 「Ivy Bridge-E」のラインナップは、6コア/12スレッドで、クロック周波数が定格3.6GHz、ターボブースト時最大4GHzとなる最上位モデルの「Core i7-4960X」、6コア/12スレッド、定格3.4GHz、ターボブースト時最大3.9GHzの「Core i7-4930K」、そして4コア/8スレッド、定格3.7GHz、ターボブースト時最大3.9GHzの「Core i7-4820K」となっている。

最上位モデルの「Core i7-4960X」

 対応チップセットは3000番台と同じ「Intel X79 Express」なので、「Ivy Bridge-E」対応BIOSにアップデートすれば既存のマザーボードで動作可能だ。なお、CPUクーラーを別途用意する必要があるのも同じだ。

「Core i7-4960X」の性能を
ベンチマークでチェック

 「Ivy Bridge-E」の基本がわかったところで、さっそくベンチマークを試していこう。「Core i7-4960X」との比較対象には、「Sandy Bridge-E」の「Core i7-3960X Extreme Edition」(以下:Core i7-3960X)と「Core i7-3930K」。さらに「Haswell」CPUの鉄板モデルで、定格3.5GHz、ターボブースト時最大3.9GHz、4コア/8スレッド動作の「Core i7-4770K」を用意した。

テスト環境
CPU Intel 「Core i7-4960X」
Intel「Core i7-3960X」
Intel「Core i7-3930K」
Intel 「Core i7-4770K」
マザーボード ASUS「Rampage IV Extreme」
(Intel X79 Express)
GASUS「Gryphon Z87」
(Intel Z87 Express)
メモリー PC12800 DDR3 4GB×4
ビデオカード GeForce GTX 660 GDDR5 2GB
SSD CFD販売「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows 8 Pro(64ビット)

 テスト環境には「Ivy Bridge-E」対応BIOSを適用したASUSの「Intel X79 Express」チップセット搭載マザーボード「Rampage IV Extreme」と、「Intel Z87 Express」チップセット搭載マザーボードのASUS「Gryphon Z87」を用意。なお、「Core i7-4960X」はDDR3-1866対応だが、一般的なDDR3-1600動作のメモリーでテストしている。

ASUSのR.O.G.シリーズに属する「Rampage IV Extreme」(写真左)と、LGA 1150向けマザーボードの「Gryphon Z87」を用意

テストに使用したCPUのCPU-Z。左が「Core i7-4960X」、右が「Core i7-3960X」

使用したCPUのCPU-Zの続き。左が「Core i7-3930K」、右が「Core i7-4770K」

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