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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第7回

SSDは8000円! 4TB HDDは2万円以下!! お買い得ストレージ

2013年08月15日 12時00分更新

文● 正田拓也

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HDDは買うなら思い切って4TB!
Seagate「ST4000DM000」

シーゲイト「ST4000DM000」

Seagate「ST4000DM000」

 録り貯めた動画をたくさん持っている人にとっては、SSDよりも大容量HDDが必要だ。こちらの進化スピードは鈍っており、一時期のように日を追うごとに容量単価が下がっていくという現象はもう見られない。

 とりあえず今、大容量HDDの中でお買い得品といえば、容量4TBのSeagate「ST4000DM000」である。価格は1万7000円前後。決して世代が新しいわけではないが、他の4TB HDDが2万円前後であることを考えれば割安だ。

 最近では起動ドライブはSSD、データドライブがHDDという構成をとることも多いため、HDDにあまり速度を求めないという環境ならば安いHDDはありがたい。

 速度を求めるというのであれば、現在、HDDは多数の選択肢が用意されている。ウェスタンデジタルのHDDではキャッシュや回転数が選べ、割高になるが高性能タイプも選べる。ただし、上位グレードを選択しても劇的に速度向上するわけではない点も注意しておきたい。

 なお、純粋に容量単価を追求するのであれば、4TB HDDよりも3TBや2TBのHDDのほうがお買い得だ。4TBの容量がほしい場合でも、2TB HDDを2台買ったほうがわずかに安い。

 ただし、スペースや消費電力を考慮するなら2TB×2台の構成はすすめられない。特に録画用に使うなら4TBでも多すぎるということはないので、思い切って大容量HDDを購入するのがいいだろう。

Seagate ST4000DM000

  • 容量:4TB
  • インターフェース:SATA(6GB/s)
  • キャッシュ:64MB
  • フォームファクタ:3.5インチ
  • 紹介ページ

BDドライブは付属ソフト充実で選択!
nasneにも対応する「BRXL-16FBS-BK」

バッファロー「BRXL-16FBS-BK」

バッファロー「BRXL-16FBS-BK」

 書き込み可能なBDドライブを買うなら、今、安いのは薄型ドライブを採用した外付けタイプ。5000円台からという状況になっている。

 ただし、書込速度や書込の安定度を考えると5インチベイに装着する内蔵タイプという選択は外せない。もっとも安いものでは7000円前後から入手できるが、ソフトウェアが付属するタイプのお買い得度も見逃せない。

 7000円台で購入できるBDドライブでもBDの再生ソフトくらいは付属していることもあるが、テレビのデジタル放送にも対応したソフトが付属するとなるともう少し高くなる。

 ここではDTCP-IPムーブに対応し、「nasne」で録画した番組をPC経由でBDメディアに書き出せるソフトが付属するバッファローの「BRXL-16FBS-BK」を選んでみたい。

 価格は1万2000円ほどとやや高めだが、nasne対応の書込ソフトを別途購入するよりも割安。バッファローのパッケージなので故障の際のサポートもバルク品より期待できる点もメリットだ。

 付属するソフトは「DiXiM BD Burner 2013 for Buffalo」「DIXIM BD BURNER 2013 FOR BUFFALO」など。nasneに限らずテレビやレコーダーからのDTCP-IPムーブもできるため、テレビ放送を楽しむ人には割安なセットだろう。

バッファロー「BRXL-16FBS-BK」

  • BD最大書き込み速度:16倍速(一層BD-R)
  • インターフェース:SATA
  • 書き込み対応メディア:BD-R/RE(XL対応)、DVD±R/RW/-RAM、CD-R/RW
  • 紹介ページ

今後のストレージの注目はやはりSSD!

 SSDは前述したIntel 530のように、新製品が登場するごとに容量単価の下落が続くと見込まれる。ストレージ製品としては今後注目のジャンルだろう。

 HDDは、大容量タイプの登場や2.5インチタイプの普及が進んでいるように見えるが、2011年のタイの洪水、2012年末からの円安の影響で2年ほど価格面では足踏みしている。

 そのため3.5インチタイプは今後もしばらく価格は横ばいを続けると予想する。一方、2.5インチタイプは省電力化の流れに乗って大容量タイプの相次ぐ登場と普及が進み、3.5インチ並みに価格下落が進む可能性がある。

 光学ドライブに関しては、DVD系の進化が止まってるように、BDも進化が頭打ちになり、当面は価格下落が緩やかに続くと思われる。ただし、テレビ録画も含めて需要そのものが不透明で、場合によってはさらなる市場縮小による値上がりという事態も考えられる。

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