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オフィスでも家庭でも十分な力を発揮する一体型タッチPC「Endeavor PT100E」

2013年06月28日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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 エプソンダイレクトのタッチ対応ディスプレー一体型PC「Endeavor PT100E」。既存のスタンダードディスプレー搭載タイプと併売で、Windows 8をタッチで操作できるマシンをお手頃価格で購入したい人向けのマシンとなっている。今回はその使い勝手と性能について紹介しよう。

中も外もすっきりで操作感も良好

 前回も紹介したが、ディスプレーのタッチ操作は良好だ。表示部の外に一回り黒いエリアが設けられており、そこまでがフラットなので画面の隅に表示されるボタンのタップや、画面外からのスワイプなども快適に行なえる。

タッチモデルが登場した「Endeavor PT100E」

 前側左右に短い脚がついたタイプのスタイルで、タッチ操作を主体としている時にはキーボードを本体下部に押し込んで収納しておくことも可能だ。高さの調整はできないが、デスクにおいて使うのに不自由はなかった。21.5型ディスプレーの大きさもタッチで操作するにはちょうどよい。

 操作感はキビキビしていて心地よい。試用機は無線LAN機能も搭載していたため、電源ケーブルを接続するだけで本体背面側をすっきりとまとめることができた。付属キーボードは有線接続のものだったが、これをワイヤレスのものにすればさらにすっきりするだろう。

 標準でインストールされているアプリケーションは最小限で、Windows 8のメニュー画面やアプリ一覧もすっきりとしている。中級者以上の、自分好みでないアプリケーションやユーティリティは邪魔だと思うユーザーにはぴったりだろう。

Windows 8のスタートメニューに隙間が目立つほど中身はシンプルだ

プレインストールアプリは最小限

オフィスでも家庭でもしっかり働ける実力

 今回の「Endeavor PT100E」試用機の構成は、CPUにIntel Core i7-3770Sを採用し、4GBのメモリと256GBのSSDを組み合わせたものだ。この構成でベンチマークによる性能評価を行なった。

 Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「メモリ」と「グラフィックス」の値で「5.9」となった。グラフィックスについてはCPU内蔵のグラフィックス機能であるIntel HD Graphics 4000としては妥当なところだろう。メモリについては、利用するのに問題はないが負荷のかかる使い方をするならばもう少し増量したいところだ。「ゲーム用グラフィックス」の値は「6.5」、「プロセッサ」の値は「7.9」で、「プライマリ ハードディスク」の値は「7.2」全体的に平均以上で、Windows 8は快適に利用できるということがわかる。

 PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果とディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」の結果は良好だ。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」の結果を見ると、3Dゲームで遊ぶには厳しいが、それ以外の用途ならまず問題がない。オフィスワークでも、家庭での利用でもしっかりと期待に応えてくれるはずだ。

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」

3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」

ディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」

豊富なBTOメニューでカスタマイズ自由自在

 「Endeavor PT100E」のBTOメニューでは、全体的にカスタマイズが可能だ。CPUは試用機で搭載しているIntel Core i7-3770Sのほかに、Core i5-3470S、Core i3-3220、Pentium G2120、Celeron G1610と豊富な選択肢が用意されている。メモリは2GBから8GBまで選択でき、求めている性能と予算に合わせて柔軟な構成にできるのがうれしい。

 ストレージも128GBのSSDから2TBのHDDまで速度と容量のどちらを優先したいのか好みで指定できる。光学式ドライブはブルーレイディスクドライブにしたり、そもそもドライブなしにしたりと自由だ。

 背面カバー内に取り付けるバッテリーパックも同時購入できる。バッテリーはノートPCに取り付けるものと同じタイプの形状で、5600mAhのものだ。停電時などにふいにPCが落ちてしまうことに不安を感じている人や、節電のためにピークタイムの電気利用量を減らしたいと考えている人にはよさそうだ。

 ビジネスPCとして利用しやすいオプションも用意されている。試用機はOSとしてWindows 8を搭載しているが、BTOメニューではWindows 8 Proを選択することも可能だ。PCリサイクルマークなしでの購入も可能だから、企業導入の場合には利用するとよいだろう。

 Microsoft Officeについては有無を選択できるだけでなく、アカデミック版を選択することもできる。教育機関での導入には便利だ。このほかにキングソフトオフィスやAdobe Acrobat、ATOK、一太郎などもプレインストール可能。セキュリティ対策ソフトも選択肢が豊富で、ユーザーの好みや導入団体の需要にしっかりと応えられるメニューになっている。

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