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サポート切れWindowsをリプレースする 第3回

1粒で2度美味しい!これからはバックアップソフトも標準装備せよ!

新OSへの移行とバックアップの課題を解決する“冴えたやり方”

2013年07月02日 11時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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検証!Windows 8のバックアップはXPより速いのか?

 実際シマンテックでは、Windows XPとWindows Server 2008 R2のXP環境、Windows 8とWindows Server 2012のWindows 8環境を構築し、ファイルサーバーへのバックアップを試したという。OS+22.6GBのデータを転送してみたところ、XP環境では5.11GB/分だったのに対し、Windows 8環境では7.34GB/分となった。つまり、Windows 8ではOSのサイズがボリュームアップしたにもかかわらず、XP環境に比べ1.4倍も速いわけだ。さらに、Windows 8と最新のWindows Server 2012ではファイル転送プロトコルに最新のSMB(Server Message Block)3.0を導入しており、この影響も大きいようだ。

Windows 8のほうが、Windows XPの環境より、1.4倍速い

 したがって、ネットワーク経由でバックアップできるデータ量を比べてみると、Windows XP環境では300GB/1時間なのに対し、Windows 8であれば445GB/1時間となっている。クライアントとサーバーの1対1という条件にはなるが、昼休みの間でフルバックアップをとるのも現実的なパフォーマンスなのだ。

 もちろん、ファイルサーバーへのバックアップの場合、同時アクセス数やネットワークの利用状況で性能が大きく左右される。そこで、次にUSB接続の外付けHDDへの転送をWindows XPとWindows 8で見てみる。外付けHDDであれば、ホストインターフェイスを占有できるため、安定した処理が可能だ。ここでは単にOSの違いだけではなく、USB2.0とUSB3.0でそれぞれ時間を計っている。

Windows 8でのUSB3.0は、XPのUSB2.0での測定に比べて、大幅に速い

 その結果、USB2.0の外付けHDDの場合、Windows 8のほうがWindows XPに比べ1.4倍高速だった。そして、USB3.0の外付けHDDで計ると、その差は拡がり、なんとWindows 8のほうがWindows XPより1.6倍になる。Symantec System Recovery 2013を使って、Windows 8環境でUSB3.0の外付けHDDにバックアップをとった場合、分あたり5.36GBのバックアップが可能になるのだ。

 OSの効率的なマイグレーションに対応するだけではなく、新しい環境のバックアップとして継続的に利用することもできるSymantec System Recovery 2013 Desktop Editionの価格は7800円(ボックス・ライセンスともに)。まさに1粒で2度美味しいソリューションといえるSymantec System Recovery 2013を導入しない理由はもはやない。

(提供:シマンテック)

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