1粒で2度美味しい!これからはバックアップソフトも標準装備せよ!
新OSへの移行とバックアップの課題を解決する“冴えたやり方”
2013年07月02日 11時00分更新
Windows XPのサポート終了が目前に迫り、新OSへのマイグレーション(移行)が着々と進んでいる。Symantec System Recoveryを使えば、こうした新OSへの移行を限りなくスムースに行ないつつ、新しいPCのバックアップも可能になる。
サポート切れもマシンの寿命も心配だ
10年以上に渡って提供されてきたWindows XPのサポートが、いよいよ2014年4月9日(日本時間)をもって終了する。あわせてOffice 2003とInternet Explorer 6のサポートも終了。セキュリティ更新プログラムが一切提供されなくなるため、セキュリティリスクがきわめて高い状態でPCを使うことになる。
また、OSのサポート切れも心配だが、そもそもユーザーが使っているPC自体が心配というIT管理者も多いだろう。Windows XPを搭載した新規PCの出荷は2010年に終了しているので、少なくとも3年前、普通は4~5年前のPCになる。これくらいの期間が経過すると、保守も切れ、故障の確率が高くなる。そして、バックアップ等をとっていないPCが故障してしまうと、業務に大きな影響は出てくる。データがなくなった、OSが起動しなくなったというクレームを抱えて、情報システム部にユーザーが駆け込んでくるのは明らかだ。
これらサポート切れやPCの故障に不安を抱えるIT管理者にとって見れば、やはりWindows 7/8を搭載した新しいPC環境への移行は必須といえる。特に最近は、高速でバッテリの持つUltrabookがノートPCの一形態として台頭しており、ユーザーにとっても魅力的な選択肢となっている。
しかし、せっかく構築した使い慣れた環境を捨てて、新しい環境に移行するのはやはり面倒。確かに古いファイルを元にHDDなどにコピーし、新PCに書き戻せばよいのだが、ファイル数も多いととてつもなく時間がかかる。また、1つ1つフォルダを指定する方法だと、どうしても漏れがある。Windowsの場合、ユーザーデータがすべてマイドキュメントに溜まっているかというと、そういう訳でもないので、新OSへの移行の際に移動を忘れてしまったり、最悪のケースは消してしまったという例もある。
新環境への移行を容易に確実に行なえるSymantec System Recovery 2013
新しいOSやPCへのデータ移行を手間なく確実にやりたいIT管理者にお勧めしたいのが、シマンテックのイメージバックアップソフト「Symantec System Recovery 2013」である。Symantec System RecoveryはOSやアプリケーション、データをまるごと取得し、いち早くリカバリできるイメージバックアップの定番。圧倒的な性能や高い信頼性、そして中小企業の管理者でも簡単に設定できる使い勝手が大きな売りとなっている。以下、Symantec System Recovery 2013を使ったマイグレーションの手順について見ていこう。
Symantec System Recovery 2013は新旧OSに対応しているため、まずWindows XPにインストールする。次にXP上のSymantec System Recovery 2013から外付けHDDやNASなどに、イメージバックアップをまるごととってしまう。なにしろOSやアプリケーション、データまでまとめてバックアップしてしまうので、データの移行漏らしはない。一方、Symantec System Recoveryではバックアップはまるごと取得するが、復元は対象を選んで実行できる。つまり、Windows 7/8の新PCにSymantec System Recoveryをインストールし、移行が必要なフォルダやファイルを選択し、復元すればよい。
もちろん、後述するとおり、新しいPCに導入したSymantec System Recoveryはそのままバックアップに使えばよい。また、新OSに移行する際は、古いPCのアプリケーションが使えるか不安になるが、こうした場合は古いPCのバックアップイメージをWindows 8のHyper-Vの仮想環境に移せばよい※。こうした仮想変換のバックアップやマイグレーションはサーバーでも利用可能。仮想化に強いSymantec System Recoveryの面目躍如といったところである。
※ プリインストール版、パッケージ版、ボリュームライセンスなどによってライセンス移管の可否が異なります。プリインストール版の場合には、他のPCへのインストールは基本不可とされています。なお、本記事ではボリュームライセンスの利用を想定しております。詳細はマイクロソフトにご確認ください。
【参考】マイクロソフト>ライセンス情報>製品のライセンス体系(http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/licensing-scheme.aspx)
(次ページ、業務データなのにバックアップソフトは個人持ち?)
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