6月5日、ソニーは台北の典華ホテルで“Haswell”搭載のUltrabookの発表会を行なった。VAIO&Mobile事業本部長の赤羽良介氏やVAIO&Mobile事業本部VAIO企画部統括部長の森繁樹氏、Intel主席副社長兼PCクライアントグループ担当ジェネラル・マネージャーのカーク・スカウゲン氏ら幹部が出席した。
発表されたUltrabookは、本体からディスプレーをスライドさせてタブレット化する「VAIO Duo 13」と、ディスプレーサイズが13.3インチの「VAIO Pro 13」、11.6インチの「VAIO Pro 11」の3製品。
まず「VAIO Duo 13」だが、既存の「VAIO Duo 11」の後継モデルとなるスライダーハイブリッドPCで、ディスプレーサイズが、11.6から13.3インチへと大型化している。
「VAIO Duo 11」では、ディスプレーのスライド部分が本体側とほぼ同じ幅となっていたため、ディスプレーをスライドさせる際に少々重く感じられたが、今回の「VAIO Duo 13」では、幅が1/3程度に小型化されており、スムーズにスライドできる印象となっていた。
なお、液晶が大きくなっているにもかかわらず、本体サイズと重量は「VAIO Duo 11」とほぼ同じに抑えられている。
同機種で最も特徴的なのはデジタイザーを使った入力デバイス部だが、書き心地の部分に関しての発表は特になし。本体右側にデジタイザーを立てるスタンドや、持ち運びする際の収納部が用意されている。ちなみにこのデジタイザーを収納部から取り外すと自動的にスタンバイ状態か復帰する仕様となっている。
発表によると、稼働時間はMobileMark 2007で15時間、最長だったJEITA-BAT1.0で18時間、最短でもMobileMark 2012で10時間で、10時間以上の連続稼動が可能だという。これはバッテリー容量の増加とともに“Haswell”による消費電力の効率化によるところが大きいとのこと。
国内での販売価格や発売時期はまだ発表できないが、USドルベースで標準的なスペックのものが1700ドル程度で、6月下旬から順次エリア毎に販売を予定している。
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