グラボをいつ買い替えるか? 今でしょ!
1万円前半でも艶やかな映像を楽しめるミドルクラスグラボを買う!(前編)
2013年06月04日 11時30分更新
色っぽ……美麗な映像でゲームを遊びたいのだ!
ここ数年のあいだ、最新のPCパーツから縁遠くなっているというユーザーは、案外多いのではないだろうか。なかにはWindows 7に乗り換えて以来、パーツの増設や交換をほとんどしていないという人もいるだろう。かくいう筆者がそのひとりで、プライベートで使っているマシンでは、4年前に購入した「ATI Radeon HD 4890」がいまだ現役バリバリ(死語)である。
「昔のグラボでもぜんぜんヨユーっすよ!」とうそぶいてきたが……やっぱりキレイな映像でゲームをプレイしたいのだ! マイキャラのあんなコスチュームやこんなコスチュームを、のっぺりした映像ではなく、色っぽ……美麗な映像で楽しみたいのだ!!
というわけで、長いあいだお世話になった「ATI Radeon HD 4890」から乗り換えることを誓った。とはいえ、当然(?)財布の中身が寂しい。無論、赤貧ライターの原稿料アップしてくれる優しい編集部でもない(チクショー!)。となれば、ミドルクラスを狙うしかない。白羽の矢を立てたのが「GeForce GTX 660 Ti」や「GeForce GTX 650 Ti Boost」である。このクラスなら1万円台前半~2万円後半程度の出費で済むのだ。問題は快適にゲームを楽しめるかだが……さっそくパフォーマンスを検証していこう!
今回の検証では、古いモデルとの性能を比較してミドルクラスのパフォーマンスを計ってみる。取り上げるのは「ZOTAC GeForce GTX 660Ti 2GB」「ZOTAC GTX 650 Ti Boost 2GB DDR5」「ZOTAC GTX 560 Multi View」「ZOTAC GTS450 ECO」の4製品だ。ミドルクラスの製品が、過去のモデルをどの程度上回っているのかに注目していただきたい。
検証したグラフィックボードのおもな仕様 | ||||
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製品名 | ZOTAC GeForce GTX 660Ti 2GB |
ZOTAC GTX 650 Ti Boost 2GB DDR5 |
ZOTAC GTX560 1GB DDR5 MultiView |
ZOTAC GeForce GTS 450 ECO Edition |
メモリー | 2GB(GDDR5) | 2GB(GDDR5) | 1GB(GDDR5) | 2GB(DDR3) |
対応バス | PCI Express 3.0 x16 |
PCI Express 3.0 x16 |
PCI Express 2.0 x16 |
PCI Express 2.0 x16 |
インターフェース | DL-DVI-I×1、 DL-DVI-D×1、 HDMI 1.4a×1、 DisplayPort×1 |
DL-DVI-I×1、 DL-DVI-D×1、 HDMI×1、 DisplayPort×1 |
DL DVI-I×2、 HDMI×2、 DisplayPort×1 |
DL DVI-I×1、 HDMI×1、 DisplayPort×1 |
補助電源 | 6ピン×2 | 6ピン×1 | 6ピン×1 | 6ピン×1 |
消費電力 | 150W | 140W | 150W | 70W |
サイズ | 幅111.2× 奥行き191.3× 高さ35.3 mm |
幅111.15× 奥行き191.26× 高さ35.3 mm |
幅111× 奥行き210mm |
幅171× 奥行き111× 高さ17mm |
(次ページ、「3~4年前のグラフィックボードでも緻密な描画はできるが…… 」に続く)