カラフルなダイヤルにファンキーさを感じる
LEGOクロノは、クロノグラフの名前の示す通り、通常の3針腕時計の機能に加えて、黄色い24時間表示インダイヤル(3時位置)と、60秒まで計測・表示できる緑色のインダイヤルストップウオッチ(6時位置)、最大60分までの時間を計測・表示できる青色のインダイヤル積算計(9時位置)を1つの文字盤に配列している。
日本国内ではクロノグラフと言えばロレックスの「Daytona」モデルがその代表機種だ。トレーニング好きやスポーツ系の人には便利な機能だが、筆者にとってはラーメンタイマーとしてさえ使いづらい高機能なクロノグラフは猫に小判状態だ。
一見して、筆者には無用のクロノグラフだが、地味な黒い文字盤に派手なカラーのインダイヤルが3個も並んでいると、それだけでも楽しくなって、ミーハーな筆者の衝動買いには十分だ。
クロノグラフの代名詞であるDaytonaモデルと同じく、LEGOクロノの側面にも、時刻合わせと、クロノグラフでの時間測定を操作するための小さくLEGOロゴの付いた赤、黄、緑の3つのボタンがある。中央の赤色は時刻設定リュウズ。赤色を挟んだ上下の黄色と緑色のボタンがクロノグラフ機能の操作ボタンだ。
黄色のボタンはストップウォッチのスタート/ストップボタンで、一度押せば緑色のインダイアルにある小さな緑色の針が秒を刻み出す。そしてもう一度、押せばストップだ。
以降、ボタンを押すたびにスタートとストップを繰り返す。そして、測定結果が1分を超えた場合は、その経過した分が青いインダイヤルに積算表示される。
すべての測定が終了した後、ストップウォッチ機能のリセットは緑色のボタンだ。緑色のボタンを押すと、緑色と青色のインダイヤルのメモリーはゼロリセットされる。
遊び心満載! “昔の若者”に使ってほしいクロノグラフ腕時計
LEGOクロノは、ボタン電池で動作する極めて安価でセンスのいいクォーツ腕時計だ。そして、クォーツ駆動のためのバッテリー交換もユーザーが極めて簡単に行なえるように配慮されている。
腕時計背面のカバーの一部、「LIFT TO OPEN」と記された矢印のところに小さな爪があり、その部分をマイナスドライバーなどでこじ開けると、裏蓋は簡単に開き、ボタン電池の交換が可能だ。
クロノグラフ腕時計といえば、たくさんあるコピー商品やジョーク系腕時計も、少なからずDaytonaをリファレンスモデルとして意識し、デザインされている。
そこはLEGOクロノも同様だ。しかし、LEGOクロノは実測でたった26gと極めて軽量で、バッテリーもネットで容易に入手できるボタン電池を簡単に交換できる。LEGOクロノは遊び心満載の“オジサンになった昔の若者”のためのクロノグラフ腕時計だ。
今回の衝動買い
アイテム:LEGO Unisex 3408CRO4 Chronograph
価格:Amazonにて5200円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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